2021年令和3年 パラサイトキャストパクソジュン

2021年令和3年 パラサイトキャストパクソジュン

そもそもアカデミー賞作品賞に輝いた映画が、金曜ロードSHOW!のような枠で放映されること自体が異例。『パラサイト』から順を追って振り返れば、『グリーンブック』、『シェイプ・オブ・ウォーター』、『ムーンライト』……と、近年の作品賞受賞作は、日本の地上波ゴールデンタイムで放映されるような映画とは、かけ離れているものばかり。あくまで私見だが、ふさわしい作品となると、2003年の『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』、2002年の『シカゴ』あたりまで遡らなければならない。

映画館での鑑賞や、配信などで各自、あるいは家族や友人という限定空間で観るケースと違って、TV放映、特に地上波で多くの人が同時に同じ作品を観ることで生まれたこのリアルタイムの楽しみ方は、今回の『パラサイト』でも、おそらく盛り上がるだろう。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が1都3県に発令されたタイミングということもあり、金曜夜の放映時間の在宅率→視聴率を高めそうだ。

パラサイト 半地下の家族 モノクロVer.

また、意外なキーパーソンとなるのが、パク家の長男ダソン。自由奔放な彼は、母親から絵の才能があると褒められているが、その絵はお世辞にも上手とは言えない。ピカソっぽくはあるが……。しかしダソンの描いた絵は、彼にトラウマ的体験を引き起こした、後半に出てくる重要人物がイメージされている。さらにダソンが家の中でインディアンの姿で大暴れしたりするが、これはアメリカに上陸した白人が先住民族の土地を奪うという、『パラサイト』と似た歴史を暗示している。インディアンのコスプレが最後にも出てくることで、その暗示はより濃厚に示されることに。

続きはぜひ劇場で確認を!
世界が熱狂するポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』は、2020年1月より日本公開となる。

『パラサイト』の場合、アカデミー賞や興行収入もさることながら、2020年は「愛の不時着」、「梨泰院クラス」を筆頭に第4次韓流ブームが起こったことも、メジャー認知への後押しに貢献した気がする。また、ここ数年、何かと話題になる「ネタバレ」というキーワードが、この『パラサイト』には最高の宣伝フレーズになったのも事実。予備知識をできるだけ少なくして観ることで、ジェットコースターのように激しい勢いで信じられない展開へなだれ込む作風が、映画を観た人を興奮させ、観ていない人の欲求を刺激し、それがSNSで広く拡散されるという、近年の映画のヒット法則を鮮やかに成立させた。

目次:元旦の夜はウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートを見て過ごす、という音楽ファンも多いことだろう。ニューイヤー・コンサートで演奏されるウィンナ・ワルツには心躍らされるものがある。特集はシュトラウス一家のウィンナ・ワルツやニューイヤー・コンサートの歴代指揮者などを取り上げている。 ウィンナ・ワルツを今のようなスタイルに形作ったと言われるのがヨハン・シュトラウス1世とヨーゼフ・ランナー。2人はパーマー楽団に所属していたが、2人で独立、さらに分離してシュトラウス楽団とランナー楽団に分かれた。2人の仲たがいは「ワルツ合戦」と呼ばれ、「ウィーンでは太陽は昇りたがらない。ランナーとシュトラウス、それに彼らのワルツが、すべてを陰らせてしまう」とショパンが書いたほどである。ランナーは43歳で早世したが、「宮廷舞踏会」「ロマンティックな人々」などを残した。シュトラウス1世の代表曲の1つが、ニューイヤー・コンサートのアンコールの定番、「ラデツキー行進曲」。 「ワルツ王」と呼ばれるのはシュトラウス2世。父シュトラウス1世は息子を音楽家にするつもりはなかった。しかし、シュトラウス2世は子供のときから才能を示した。シュトラウス1世は愛人のもとへ走ったため、両親は離婚。シュトラウス2世がデビューすると親子対決の構図となり、「こんばんはシュトラウス1世、おはようシュトラウス2世」と世間はうわさした。結局、父親は1849年に亡くなり、親子対決に終止符が打たれた。弟のヨーゼフやエドゥアルトもシュトラウス楽団に引き入れ、ファミリー・ビジネスはますます盛んになっていく。 シュトラウス2世のもっとも有名なワルツは「美しく青きドナウ」。これもニューイヤー・コンサートのアンコールの定番。そしてオペレッタ「こうもり」。オッフェンバックの勧めでオペレッタを書き始めたシュトラウス2世。「こうもり」は1874年に初演され、成功を収めた。「お話が能天気だし、音楽は軽快で美しいメロディーが満載だ。はつらつとした序曲から、『さあ、楽しむぞ』というウキウキ感に満たされる」と音楽評論家の石戸谷結子氏。 ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートはクレメンス・クラウスが始めたもの。1939年の大みそかが最初で、41年から元旦に移された。55年から79年まではウィーン・フィルのコンサートマスター、ヴィリー・ボスコフスキーが指揮を行い、そのあとをマゼールが7回連続で出演する。80年のカラヤンからは、毎回指揮者が変わる現在のスタイルになって。現在は世界90カ国以上に中継される人気コンサート。指揮者も世界を代表するマエストロたち。アバド、クライバー、メータ、アーノンクール、小澤征爾も2002年に登場した。 来年はリッカルド・ムーティ。存命指揮者では最多の6回目の登場となる。ウィーン・フィルには1971年にデビュー。指揮回数は445回と非常に多く、両者は気心に知れた仲だ。スッペの「ファティニッツァ行進曲」で始まり、シュトラウス2世の「音波」「ニコ殿下のポルカ」、「春の声」や「皇帝円舞曲」も入っている。コロナ禍で無観客公演となるが、音楽ファンは待ち遠しいだろう。 特集は他に、◎シュトラウス家のファミリー・ヒストリー◎ウィンナ・ワルツの作曲家たち◎ワルツはなぜ3拍子なのか◎19世紀後半のウィーンとシュトラウス一家◎ウィンナ・ワルツと指揮者の相性いろいろ、などです。表紙は、ヨハン・シュトラウス2世とニューイヤー・コンサート2016です。◎宮本文昭の気軽に話そうゲスト 村上明美 ピアノ ドイツ・ミュンヘン在住のピアニスト、村上明美。ドイツ・リート(歌曲)の伴奏ピアニストとして活躍している。「指揮者のような視点が必要です。曲全体の解釈が必要なため、歌曲ピアニストは、詩の解釈のみならず、歌声部の詞にあったフレージングや細やかなニュアンス、そして音楽的タイミングを確認し、互いの役割を見極めます」と村上は仕事の内容を説明している。◎2020回顧ベスト・コンサート編、ベストCD&DVD編 ベスト・コンサート編、ベストCD&DVD編をそれぞれ10人の評論家に選んでもらった。ベスト・コンサート編は、コロナ禍で多くのコンサートがキャンセルされた中で、多くあげられたのがワレリー・ゲルギエフ指揮ウィーン・フィルの来日公演。コロナ禍の中でもCD、DVDは例年と変わりなくリリースが続いた。膨大な枚数のため評者によってばらばら。日本人ではフォルテピアノの川口成彦、ピアノの小山実稚恵、ヴァイオリンの神尾真由子、チェロの佐藤晴真、ソプラノの天羽明惠らがあがった。このほか◎青島広志の「押しもしないが押されてばかり」◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」◎小山実稚恵の「ピアノと私」◎「鍵盤の血脈 井口基成」中丸美繪など、おもしろい連載、記事が満載です。

1月8日、金曜ロードSHOW!で『パラサイト 半地下の家族』が放映される。今から約1年前の2020年の2月、米アカデミー賞で作品賞受賞という快挙をなしとげた『パラサイト』は、今回が地上波では初の放映。しかもゴールデンタイムで、ノーカットである。

公開から1年が経ち、配信やDVDなどですでに観たい人の多くは鑑賞済みの『パラサイト』(Netflixではモノクロ版も1月1日から配信開始)。しかし今回の地上波初放映は、新たな楽しみ方も提供してくれるはずである。これもここ数年の流れだが、映画やドラマ、アニメなどのTV放映中に、ツイッターでのつぶやきをリアルタイム検索する楽しみ方が一般的になり、とくにマニアックなまでに人気の高い作品になると、秒単位であふれる感想には、熱い愛あり、強烈なツッコミありと、作品自体をますます面白くする効果が絶大だ。

2020年公開の外国映画として、日本で年間トップとなる興行収入47.4億円のヒットを記録したとはいえ(2020年合算対象の『アナ雪2』や『スター・ウォーズ』は2019年末の公開)、韓国映画が金曜ロードSHOW!で放映されるのは珍しいケース。それだけ『パラサイト』は、映画ファンの枠を超えて一般レベルで話題作と認知されたということだ。

パク家の息子ダソンを演じたのはチョン・ヒョンジュン。2011年生まれ、『パラサイト 半地下の家族』公開時点で当時8歳だった。もともとはキッズモデルとして活動しており、『パラサイト』への出演はオーディションで決定した。

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