2021年令和3年 皐月賞父子制覇

2021年令和3年 皐月賞父子制覇

直前の激しい雨で馬場状態は不良まで悪化。レースは、道中3番手を追走した3番人気のロジユニヴァースが、直線ラチ沿いを抜け出して優勝。1番人気に支持されながら大敗した皐月賞の雪辱を果たした。横山典騎手は15回目の挑戦でダービー初制覇。1番人気アンライバルドは大外枠と道悪が応えたか12着に敗れた。

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その戦いに勝てれば、やめてもいいと言うジョッキーがいる。
その戦いに勝ったことで、燃え尽きてしまった馬もいる。
その戦いは、僕たちを熱く、熱く狂わせる。
勝負の誇りの世界にようこそ。
ダービーへようこそ。
―2013年JRA日本ダービー(第80回記念) CMより
イギリスで行われているダービーステークスをもととして、1932年に創設された重賞競走である。
出走条件は3歳の牡馬・牝馬であり、文字通り3歳馬の頂点を決めるレースである。皐月賞・菊花賞と並び、中央競馬クラシック三冠を構成している。
7000頭以上の3歳馬の頂点になるということは、競走馬だけでなく、騎手・馬主・調教師全ての夢であると同時に、果てなく難しい目標である。
「ダービー馬のオーナーになることは、一国の宰相になるより難しい」という言葉もあるほどである。
特に騎手からすれば、日本ダービー制覇は中央競馬騎手としての最大の目標であり、悲願でもある。”天才”と呼ばれた武豊をもってしても、ダービー初騎乗から初制覇まで10年、2018年にダービーを制した福永祐一も20年かかっている。「他のG1競走を勝てば『G1ジョッキー』と呼ばれるが、ダービーだけは『ダービージョッキー』と呼ばれる」と話す騎手もいる。
このレースを勝つには速さとスタミナ、そして何よりも「運」が大事であり、「最も幸運な馬が勝つ」と呼ばれている。
このレースに勝利した馬がこの世代の代表として秋シーズンで古馬との対決に臨んでいく。
有馬記念と並び、日本競馬最大のイベントであり、世間からの注目も高い競争である。
余談だが、冒頭のCMにある「その戦いに勝てれば、やめてもいいと言うジョッキー」は柴田政人を指すが、これは1988年のダービーに挑む際に「勝てたら、もう騎手をやめてもいいというくらいの気持ちで臨みます」と言ったのを曲解されたものだったりする。
発言をメディアで誇張されて伝えられる、と言う事例は珍しい物ではないが、それが長年に渡り訂正されないまま、公式のCMにまで使われると言うのは流石に珍しい。
なお、柴田はこの発言から5年後の1993年、デビュー24年目にしてダービーを制したが、引退はしていない(ただし、その2年後に落馬事故で騎手引退。その後20年に渡り調教師を務め、2019年にそちらも定年引退した)。

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皐月賞(中山競馬場芝2000m):
三冠レースの一冠目。ダービーで好走するのは殆どがこのレースから直行してくる馬であり、ディープインパクトやオルフェーヴル等の三冠馬もこのレースを勝ってここに進んできた。また、皐月賞とのレース傾向の違いから、皐月賞で敗れた馬の巻き返しも多発する。
青葉賞(東京競馬場芝2400m):
本番と同じ東京の2400mで施行されるGII競走だが、現時点ではこのレースからダービーを制した馬はおらず、2着が最高である。
プリンシバルステークス(東京競馬場芝2000m):
青葉賞同様東京で施行されるトライアル競走。こちらも現時点での最高順位は2着である。この傾向は事実上の前身レースであるNHK杯の時代から変わっていない。
京都新聞杯(京都競馬場芝2200m):
優先出走権は得られないものの、関西で行われることから、関東への遠征を嫌った馬が出走枠に入るため、このレースで賞金を上乗せしてくる事が多く、事実上の前身レースである京都四歳特別の時代から「東上最終便」の異名がある。
尚、こちらと本番を連勝した馬は過去に2頭いる(2000年のアグネスフライト・2013年のキズナ)。2019年のロジャーバローズもこのレースで2着になった後ダービー制覇を果たしている。
NHKマイルカップ(東京競馬場芝1600m):
皐月賞を回避してこのレースからダービーへ向かう馬も多い。NHKマイルカップとダービーの変則二冠馬も過去に2頭出ている(2004年のキングカメハメハ・2008年のディープスカイ)かつてはNHK杯という名前のダービートライアルであった。

牡馬が迎えるクラシック初戦。昨年はコントレイルが父と同じく3戦という少ないキャリアでこの舞台を制覇し、勢いそのままに世界初の父子2世代での無敗三冠という偉業を成し遂げました。競馬界に一つのブランドを築き上げたディープインパクトという1頭の種牡馬を覚えるだけでも皐月賞を楽しむことができると言えるでしょう。

1000m通過が62.5秒というスローペース。先団でレースを進めた1番人気の皐月賞馬メイショウサムソンが、直線で逃げ粘る4番人気アドマイヤメインをクビ差捕えて優勝し、見事二冠を達成した。

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クラシック3冠第1戦「第81回皐月賞」(G1、芝2000メートル)は18日、中山競馬場で行われ、横山武騎乗のエフフォーリア(牡3=鹿戸)が優勝。2月の共同通信杯に続く重賞連勝、4戦無敗でG1初制覇を飾った。無敗での制覇は19年サートゥルナーリア、昨年コントレイルに続く3年連続で史上19頭目。共同通信杯勝ち馬の優勝は2016年ディーマジェスティ以来5年ぶり。2着に8番人気タイトルホルダー、3着に6番人気ステラヴェローチェが入った。

東京競馬場の芝コース2400mで施行されており、この体系は1934年に東京競馬場が目黒から現在の府中に変わって以来、一切変わっていない。
開催時期は毎年5月の最終週もしくは6月1日であり、よほどの事が起こらない限りずれることはない。(レースそのものが中止されたのは1945年の太平洋戦争時のみである)
東京競馬場の改築があってもダービーの時期に被らないように行われる。
また東京競馬場へのアクセス手段となる京王電鉄はレース当日においては本線・競馬場線共に増発される特別ダイヤとなる。
出走枠は最大18頭。その内皐月賞の1~4着・青葉賞の1~2着・プリンシバルステークスの1着馬には優先出走権が与えられ残る11枠は出走登録時の賞金順の上位11頭が選ばれる。
セン馬(アレを取った牡馬のこと)と未勝利馬は出ることはできないが、青葉賞には未勝利馬が出られるため、このレースで2着以内に入れば未勝利でダービーに出走することも出来る。
牝馬も出走できるのだが、ダービーの前週に同条件で施行される3歳牝馬GIオークスがあるため、出走してくることは稀。
しかし2007年にはウオッカが出走し、64年ぶりの牝馬によるダービー制覇を成し遂げた。過去牝馬でダービーを制したのは、ヒサトモ・クリフジ・ウオッカの3頭のみであり、偶然か全て4文字である。
地方馬や外国産馬に関しては時代によって予めクラシック登録を行わないと出走できなかった時もあった。オグリキャップもその1頭である。また外国産馬も2001年から出走資格が与えられている。

勝ったエフフォーリアは父エピファネイア、母ケイティーズハートの血統。父は13年の2着馬で今回雪辱を果たした。通算成績は4戦4勝。
鞍上の横山武はJRA・G1初制覇で1998年にセイウンスカイで制した父・横山典と史上3組目の父子制覇となった。これまでは武邦彦・豊(74年キタノカチドキ→93年ナリタタイシン、00年エアシャカール、05年ディープインパクト)、福永洋一・祐一(77年ハードバージ→20年コントレイル)父子が達成している。
管理する鹿戸師は昨年ウインカーネリアンで4着だったが2度目の挑戦で皐月賞初制覇。JRA・G1は08年ジャパンC(スクリーンヒーロー)以来13年ぶり通算2勝目。

比較的人気馬が好走することが多く、堅い決着になりやすい。かつてはフルゲートが20頭を超えていたため、後方に控えると馬群を捌ききれない事態が多発しており、「1コーナーを10番手以内で回らないと勝てない」というダービーポジションのジンクスがあった。(ただし、このジンクスを過剰に意識して先行争いが激化した結果、人気薄の差し馬が激走するケースもあり、後述のタチカゼやタケホープがその代表例といえる)
現在では、フルゲートが18頭になったためダービーポジションのジンクスも薄れており、NHKマイルカップを中心とした短距離路線の整備もあって、皐月賞のようなハイペースになりにくく、皐月賞で敗戦した馬の巻き返しも目立つが、概ね堅い決着になりやすい。

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