2021年令和3年 田辺桃子 インタビュー

2021年令和3年 田辺桃子 インタビュー

そして彼らに振り回される、ピュアな頑張り屋ヒロインというのも王道の展開である。私にだけ、弱い部分を見せてくれるツンデレ王子様との恋。それは憧れのシンデレラストーリーであるのと同時に、男性の生きづらさと表裏一体でもある。

田辺さん演じる一ノ瀬は、ひそかに紘一に憧れており、「咲よりも自分のほうが紘一と合っている」と考えている。緒原夫婦や一ノ瀬が参加したバーベキュー大会では、咲を森に置き去りにしてしまったり、咲と紘一の自宅で開催された美土里(三石琴乃さん)の誕生日パーティーでは、筑前煮とおでんを持ってきて、勝手に寝室に入ってしまったり……。上官として心配するあまり、「奧さんはちゃんと尽くしてくれているんでしょうか?」と咲に話す場面もあった。

「一ノ瀬に関しては、『やばいやつだな』という意見が多いんですけど、その分、緒原一曹と咲さんのキュンキュンポイントが上がっていて、自分の中でも間違ってはなかったのかな?と思ったりしています」と手応えを語った田辺さん。

今後については、「私の名前がわかってる状態で、見ている人が『えっ、これこの人だったの?』ってびっくりしてもらえるというのが目標です」と力を込め、「『田辺が出ているんだったら、どんな作品なんだろうな?』とわくわくしてもらえる俳優になりたい」と意気込みを語る。

5月28日放送の「リコカツ」第7話では、一ノ瀬がある決意を胸に、紘一の元に手料理を持って訪ねてくるという展開となる。予告動画では、「紘一、胃袋をつかまれる!?」のテロップとともに、「煮物を作りすぎてしまって……」というセリフや、一ノ瀬が「こんな気持ち、初めてなんです」と紘一に告げる場面が公開。SNSでは「次回予告でこんなにイラッとしたの初めて」の声が上がるなど、視聴者をざわざわさせている。物語の展開はもちろん、これからの田辺さんの活躍も期待したい。

「ただ、それが結構ヒヤヒヤする部分が多いので、『どうやって演じよう?』っていうのはよく考えながら……」と苦労も明かした田辺さん。「はたから見たら『もうなんでそんなことするの?』って思うけど、それをわかっていてやっているわけじゃない部分があったので、一周回って可愛らしいというか……。完璧じゃないところが、ツッコミどころ満載な可愛らしいところなのかなと思いました」と話す。

「『えっ、この人がこの役をやっていたの?』っていうサプライズというか、見ている人にびっくりして、楽しんでもらえたらいいなって思っています。最近になって少しずついろいろな役をやって、それを届けられているので、今はすごく楽しいなと思いますし、『次はどんなことをしてびっくりさせようかな?』っていうふうに思っています」とチャーミングに笑った田辺さん。

咲への接し方について、「『ん~こうしちゃうのかー』と思っちゃうところもある」と明かした田辺さんだが、「『緒原一曹と結婚したんだったら、私ができることは、(妻である)あなた(咲)はできるんですよね?』という気持ちがあって。純の中にも思うことがあって、それゆえに言っている言葉たちなので、ただの悪口、嫌がらせってわかって言っている……というふうにはやりたくない」と役への思いを明かす。

これまでについて、「スカウトしていただいて、本格的に演技のお仕事をいただいているうちに、『演技ってこんなに面白いんだな』と知っていって……」と振り返った田辺さん。「(演技をする)その期間だけでも別の人生を歩んだり、ストーリーの中でいろいろな人と出会って、ぶつかったり、泣いたり、怒ったりするというのが、他の職業じゃできないなって思います」と芝居の魅力を語る。

ドラマが放送されるたびに、SNSをにぎわせている今作。田辺さん自身もSNSを見ているといい、「『キュンキュンした』とか『イライラした』とか、いろいろな感想をたくさんの方が書いてくださったのでうれしいですね」と笑顔を見せる。

金曜ドラマ「リコカツ」(TBS系、金曜午後10時)で、航空自衛隊の副パイロット・一ノ瀬純役を演じる女優の田辺桃子さん。同じ職場で働く緒原紘一(永山瑛太さん)に憧れるあまり、妻である咲(北川景子さん)を呼び出し、家庭のことに口出ししてしまうようなキャラクターで、SNSでは「演技がうまい」「毎週イライラが増してしまう」といった声が上がるなど注目を集めている。今クールでは、テレビ東京の連続ドラマ「ゆるキャン△2」(木曜深夜0時半)や、連続ドラマ「ガールガンレディ」(MBS・TBS)にも出演する田辺さんに、女優業への思いや、一ノ瀬役の印象を聞いた。

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