2021年令和3年 柳楽優弥 ゆとりですがなにか

2021年令和3年 柳楽優弥 ゆとりですがなにか

柳楽「満足と程遠いところに自分は居られているので、これからもがんばります」

柳楽「以前大河ドラマで薫さんと数カ月ご一緒していたので、この作品は落ち着いて取り組めた感じがします。まるまるひと月千葉でのロケだったので、薫さんが鈴木常吉さんやYOUNG DAISさんと僕を食事に連れて行ってくださって。撮影していないところでのそういった雰囲気が映画に出ると感じたのでありがたかったです。現場以外のところでも、自然と演じるキャラクターっぽい感じでいられました」

小林「役者同士って、そんなに他人に興味があるわけじゃないと思うんです。柳楽君も他の役者のことどのくらい興味があるのかなと思うんだけど(笑)。年齢も違うしね。僕は役以前、役者のありよう、そういうところで悩んでいる方かなと。でも、僕はそれは続けた方がいいと思うんです。僕らのような商売は、腰が落ち着いたらつまらなくなっちゃう。その妙な居心地の悪さ、それを抱えていく職業。そこを卒業しないで、しんどいけど続けて欲しいなと思いますね」

「僕らは死ぬまでこういう答えの出ないことをやっていると思うんです。自分も、最近、方法論も含めて正しいことがわからなくなってきました。もともとそういう風に生きてもないけど。逆に、『俳優とはこういうものだ』と言うような人がいたら、心の中で、『いいね、お気楽で』って思いますよ。決めた方が楽ですから。人を納得させるようなこと聞くと、いいなと思うと同時に皮肉が出てくる。何がいいのか正しいのかわからない、その居心地の悪さはずっと続くんじゃないかな。ずっと、考えていくしかないんだろうな。僕も柳楽くんも」

–今回、擬似父子を演じましたが、俳優としての柳楽さんを小林さんはどう捉えましたか?

柳楽「僕も難しさを感じました。監督が、描きたいビジョンが見えるような雰囲気で現場にいてくださったので、言葉で話す必要もないと思いました。クランクイン前に、僕が持っている生命力みたいなものを出せたらいいなと思いました。というのも、是枝さんの『誰も知らない』がデビュー作だった流れからの僕のキャスティングだと思ったので。僕はあまり難しいことを考えるのは得意ではありませんし、監督も口数が多い方ではなかったので、僕は自分が信じたもの、監督に言われたことをやるっていうことしか答えがないと思って臨みました」

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