2021最新 なでしこジャパン監督

2021最新 なでしこジャパン監督

高倉–FIFA女子ワールドカップ2011ドイツ大会でなでしこジャパンが優勝する前から、日本の女子サッカーはフィジカル的な要素、つまり早さ、高さ、サイズ、ぶつかり合いの部分が、ずっと課題でした。これを、組織力やテクニックでカバーして世界一に輝いたと思います。その後、各国ともに(組織力やテクニックが)整備されて、今度は私たちがフィジカル的な要素で上回っていかないといけなくなりました。私はなでしこジャパンの監督になったときから、それを強く感じています。ただ「ヨーイどんで走り勝つ」とか「サイズが急に大きくなる」は無理なので「より身体を細かく動かせる技術」等、何点かにフィジカル的な強化要素を絞って地道な努力をして、具体的な数値が上がってきました。ただ、FIFA女子ワールドカップ2019フランス大会の結果を踏まえると、なでしこジャパンはルーズボールの勝率が低く、この改善は世界で戦う上でどうしても外せないです。なでしこチャレンジトレーニングキャンプに参加した選手たちにも、なでしこジャパンに上がってきたときに、すぐに対応できるように指導しています。時間もスペースもない中で、より強く、より速く力を発揮していくには、もう一回り「プレーの強度」を上げていかなければならないと思っています。

なでしこジャパンは、東京五輪初戦となった1次リーグ・カナダ戦を1―1で引き分け、勝ち点1発進となった。

高倉–選手は、指導者と接して、いろいろな会話をして、どんなヒントを取り入れるのか自分で拾っていくものだと思っています。指導者Aさんが言った●●が響く、指導者Bさんが言った▲▲が自分に入りやすい……。優秀な一人の指導者が一人の選手を育てるケースもありますが、多くの選手はみんなに育てられるのだと思います。私は、試合を見て、もちろん良いプレーをしている選手をなでしこチャレンジトレーニングキャンプに呼ぶのですが、「この選手のプレーを変えてやろう」というおこがましいことは思っていないので、一つのことに固執せず、大きな観点から指導したいと思っています。選手は代表チームに選ばれると、国際試合等で刺激を受けることがあると思います。しかし、そういうチャンスを得られない選手には、なでしこチャレンジトレーニングキャンプのような刺激が必要だと思います。

高倉–3月に2020 SheBelieves Cupに参加して3連敗でした。日本では、とてもネガティブなことを言われていたみたいですが、私たちは「やれること」「やれないこと」をしっかりと整理でき「よし! いよいよ!」という感じでした。帰国したらコロナ(COVID-19)の感染が拡大。東京オリンピックは延期になり……でも、中止にならなかったです。自分たちのチームは若い選手が多くて発展途上です。トレーニングをやればやっただけ強くなると感じているので「時間をもらった」と考えて、やれることはやっていこうと思いました。選手には、いろいろな想いがあると思いますが、辛い中でも、真面目にトレーニングを頑張っていたと聞いています。

東京五輪出場をかけたアジア最終予選プレーオフは2020年3月に行われた。オーストラリア女子代表はアジア3次予選グループBを1位で通過。プレーオフではグループAを2位通過のベトナム女子代表と対戦し、2戦合計7-1と実力差を見せつけて2大会連続4度目の五輪出場を決めている。

東京五輪のサッカー女子は開会式に先立って21日に競技が始まり、日本代表「なでしこジャパン」は札幌ドームでカナダとの1次リーグE組初戦に臨む。チームは19日、札幌市内で調整し、体調不良で前日の練習を欠席した高倉監督も復帰。選手に指示を飛ばし「元気です。鬼のかくらんが治まった」と話した。18日の新型コロナウイルスの抗原検査は陰性だった。

高倉–代表チームが選手を各チームにお返しした後は、各チームの監督にお任せしています。ですから、選手個人に連絡をとったり、プレーについて言ったりは、基本的にしないようにしています。各チームからどのような状態でトレーニングしているのかの情報を入れていただきました。各チームが、コンディション作りの努力をされていたと聞いています。今年、コロナ(COVID-19)の感染拡大の中で選手のことは気になりましたが、私は、ひたすら……孤独の中にいました(笑)。プレナスなでしこリーグがスタートしてからも、スタジアムでは(感染防止のため)選手と喋ってはダメだったので、遠くから選手が頑張っている姿を見てこっそり帰る寂しい時間を過ごしていました(笑)。

オーストラリア女子代表を率いる47歳のトニー・グスタフソン監督は、現役時代にスウェーデン、アメリカのリーグでプレーした経歴を持つ。現役引退後はスウェーデン、ノルウェー国内リーグの監督を務めた後、2012、2014〜2019年にアメリカ女子代表アシスタントコーチを歴任。2014年にはタイレゾFFを率いてUEFA女子チャンピオンズリーグで準優勝に導いた。そして2020年にオーストラリア女子代表監督に就任している。

—2020年はコロナ(COVID-19)の影響で、代表監督として大変なシーズンだったと思いますが、いかがでしたか?

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—高倉麻子さんは、代表監督である前に、日本女子サッカーリーグ〜Lリーグ〜なでしこリーグの先陣を切って牽引された方です(プレナスなでしこリーグの前身の日本女子サッカーリーグの第一号ゴールを記録)。その立場から見られるとWEリーグのスタートをどのように見ておられますか?

—高倉監督はプレナスなでしこリーグで、かなりの試合数を観戦されています。事前に選手各々の課題をお持ちになって、なでしこチャレンジトレーニングキャンプで、それについて具体的に指導されることもあるのですか?

—監督から、なでしこジャパンに招集した選手にリクエストしたことはあったのでしょうか?

—11月のなでしこジャパン(日本女子代表)候補トレーニングキャンプでは、いわきFC U-18ら、男子選手とのトレーニングマッチが行われました。12月のなでしこチャレンジトレーニングキャンプでも日本サッカー協会からの発信には「プレーの強度」という表現が目立つ、と私は感じました。高倉監督が「プレーの強度」についてお考えのところを教えてください。

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