2021最新 なでしこジャパン8番

2021最新 なでしこジャパン8番

パラグアイは最新のFIFAランキングでは47位、パナマは59位とランキングは日本(10位)よりも下だが、パラグアイと日本は年代別代表で対戦経験があり、身体能力の優れたアタッカーもいる。そうした相手に、組織力のみならず、フィジカル面や1対1でどこまで戦えるかということも、なでしこジャパンの現在地を見極める一つの物差しになる。

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1次リーグが始まり、2大会ぶり出場のE組のFIFAランク10位、なでしこジャパンは、初戦で2大会連続銅メダルで同8位のカナダと対戦して1―1で引き分けた。0―1の後半39分、新10番のFW岩渕真奈(28)=アーセナル=が同点弾を決め、高倉麻子監督(53)、澤穂希さん(42)らを抜き歴代トップの5戦連発。24日の第2戦は英国と対戦する。

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浜田は昨年のなでしこリーグで15得点を挙げて得点ランク2位になり、11月の国内合宿で初招集された。173cmの高さとスピードが武器で、テクニックやパワーというよりは、守備も含めて泥臭さに特徴がある。27歳での初招集(現在は28歳)は、他の選手に比べると遅咲きだが、目標に向かってコツコツ積み上げる努力を惜しまない選手だ。「自分はみんなみたいに足元が上手ではないので、背後を狙ったり、一瞬の隙は逃さないようにしています」と話し、今回の合宿中は、相手の背後を取るための様々なスキルを習得していた。「自分にないいいものを持っている選手がたくさんいるので、練習の映像も見返してみんなの動き出しなどを勉強しています」と、味方の動きもつぶさに観察し、最終日のトレーニングマッチでは、DF清水梨紗(ベレーザ)とMF猶本光(浦和)のアシストから、有言実行の2ゴール。紅白戦でもMF宮澤ひなた(マイナビ仙台)とのホットラインでゴールを決めるなど、これ以上ない結果を残した。

なでしこの攻撃は長谷川唯が中心だが、個人的には誕生日も2日違いの杉田を軸に据えるべきだと考える。長谷川には左サイドから中央へ向けてのチャンスメイクに専念してもらい、ゲームメイカー兼シャドーに杉田を据えて真ん中でどっしりと構えてもらい、長谷川との2枚看板としてチームを牽引してもらいたい。実際、2年前のW杯ではMF・FW登録全選手の中で唯一のフルタイム出場を記録していただけに、高倉監督の信頼も厚いはずなのだが。

新10番の岩渕がチームを救った。なでしこジャパンは開始わずか6分、カナダ代表のFWシンクレアにこぼれを左足で押し込まれた。後半には途中出場のFW田中が自ら得たPKを止められた。守備に追われる時間が多くなる岩渕。だが同39分、MF長谷川のロングボールを走り込んで受けると、右足で押し込んだ。「思い切ってCBの裏に走った。チーム全員の気持ちが乗ったゴールだった」。黒星発進のピンチにエースが大仕事を果たした。

そして、今年に入って得点直結のボール奪取力からの速攻というダイナミックな魅力を持つ林穂之香が猛アピール中。全盛期の稲本潤一(現・SC相模原)を彷彿させる彼女を「最後の1枠」で入れると予想する。この林も含め、2018年のU20W杯優勝メンバーは5人(林・宝田・北村・南・遠藤)を数える主要メンバーになりつつある。

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2008年からなでしこジャパンのフィジカルコーチを担当してきた広瀬統一コーチは、高倉ジャパンでは16年から、世界のトップクラスと戦うためのフィジカル強化を計画的に進めてきた。持久力や筋力、戦術面と連動したスピードの向上など、取り組みは多岐にわたる。合宿中のオンライン取材では、五輪に向けた仕上げの一環として、個々のフィジカル能力を試合の中で生かすスキルを高めている段階であることを明かした。

小林はクレバーなアタッカーでベレーザ時代の籾木が[4-3-3]のインサイドMFでプレーしていた際、籾木がアウトサイドに開くと小林がインサイドMFにポジションチェンジして流動的な攻撃を生み出していた。利他的なプレースタイルを持つFWは、なでしこがさらに上へ行くためのキープレーヤーになりそうな選手だ。

なでしこ 18日、五輪代表18選手発表 高倉監督「ベスト布陣を選びたい」

日本サッカー協会(JFA)は18日、東京五輪に出場する女子日本代表(なでしこジャパン)の登録メンバー18人を発表。五輪出場経験のあるFW岩渕真奈(28=アーセナル)、DF熊谷紗希(30=Bミュンヘン)ら主力が順当に選出。高倉監督は「誰を選べば日本でベストのチームを作れるか、心を込め、今朝まで悩みました。総合的にみて、18人を選びました」とコメント。主将にはDF熊谷が指名された。また、“サプライズ招集”として注目された12年ロンドン五輪銀メダルメンバーのDF鮫島彩(34=大宮VENTUS)は招集されなかった。

女子サッカーの最前線で取材し、国内のなでしこリーグはもちろん、なでしこジャパンが出場するワールドカップやオリンピック、海外遠征などにも精力的に足を運ぶ。自身も小学校からサッカー選手としてプレーした経験を活かして執筆活動を行い、様々な媒体に寄稿している。

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