2021最新 内村航平 名言

2021最新 内村航平 名言

それは、かつて感じたことがないプレッシャーからくるものだった。2年前、初めて日本代表に入り、ノンプレッシャーのなか勢いで獲得したメダル。さらに2018年にも結果を残したことで、大橋にかかる周囲の期待は、大橋自身が予想していたものよりもはるかに大きかったに違いない。

東京オリンピック体操の男子予選。内村航平選手は種目別の鉄棒で金メダルの期待がかかっていましたが、演技中に落下してしまい決勝に進むことができませんでした。演技を終え取材に応じた内村選手は、種目別で東京大会の代表を争った米倉英信選手の名をあげながら落ち着いた様子で話しました。

あれから2年、世界選手権で2種目メダルを獲ることだけを考えてトレーニングに励んできた。2018年のパンパシフィック水泳選手権の200m、400m個人メドレーの2冠も、アジア競技大会の400m個人メドレーの金メダルも、すべてはブダペスト世界選手権で流した涙へのリベンジを果たすためだった。

内村が突然切り出した。閉会式で照明が消えた体育館。選手を代表したスピーチで「めっちゃくちゃ、楽しかったです」と述べた後だ。「その中で少し残念だなと思うことが……」。スポットライトを浴びた世界的レジェンドは、少し間を置き、臆することなく胸の内をさらけ出して訴えた。

日本、ロシア、中国、米国による体操の国際大会「Friendship and Solidarity competition」が8日、東京・国立代々木競技場で行われた。コロナ禍で入国制限が設けられて以降、五輪競技では国内に海外選手を招く初の大会。東京五輪実現へ、男子の内村航平(リンガーハット)は閉会式で国民の協力を求めた。合間に通訳の時間を交えた約5分半のスピーチには、世界を制した男の本音が込められていた。

思えば、2つの金メダルを獲得した2016年のリオデジャネイロオリンピックの後、内村の体操は試練の連続だった。「日本で開かれるオリンピックに絶対に出たい」と東京オリンピック出場を目標に掲げながら、2017年の世界選手権では、左足首を負傷し、個人総合の連勝が40で止まった。慢性的な肩の痛みから満足に練習できなくなった。

200m個人メドレーで失格になったあとも同じだった。

世界では感染者が再び増加。内村も「非常に大変なことは承知の上」と現状を理解している。それでも声を上げた。きっかけは2、3か月前に眺めたネットニュース。「オリンピックができると思うか、できないと思うかという支持率が出ていて、できないが80%超えていた」。スマホに記された文字によって、心にモヤモヤが充満していった。

4月から続いた体操の東京オリンピック代表選考会。6日に行われた全日本種目別選手権 決勝、その最後の種目となった鉄棒で、内村は最後の演技者だった。前日の予選でほぼ完璧な演技を見せた内村。同じようにこの日も演技をこなせば、代表内定は確実といえる状況になっていた。

会場には五輪組織委員会の森喜朗会長、東京都の小池百合子知事、橋本聖子五輪相、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長ら関係機関のトップが集結。物々しい雰囲気はただの友好大会ではない。海外メディアもいるからこそ、内村は生の言葉をスポットライトの中心から届けた。

美しい演技を支えてきた圧倒的な練習量に限界が見え、30歳で迎えた2019年の全日本選手権では予選敗退を味わった。本来の演技とはほど遠い内容で、鉄棒の着地ではひざをついた。

みずからと向き合いながら“完璧な演技”を追い求め続ける内村航平。4回目のオリンピックとなる東京大会でも、その姿勢は変わらない。

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