2021最新 内村航平 子供時代

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2021最新 内村航平 子供時代

窮地に立たされた内村だが、ここで長年王座に君臨してきた真骨頂を発揮する。先に鉄棒の演技に臨むと、「カッシーナ」など4つの離れ技を美しく決め、着地もしっかりと降り立った。完璧な内容で15.800点というハイスコアをマークし、ベルニャエフにプレッシャーをかける。

うちむら こうへい 1989年生まれ。32歳。オリンピック3大会(2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロ)に出場し、個人総合2連覇を含む7つのメダル(金メダル3、銀メダル4)を獲得。また、世界体操競技選手権でも個人総合での世界最多の6連覇を含む21個のメダル(金メダル10、銀メダル6、銅メダル5)を獲得している。国内大会ではNHK杯個人総合10連覇、全日本選手権個人総合でも10連覇を達成。プライベートでは8歳、5歳の女児の父。

僕の長女は逆上がりが全然できなくて(笑)、教えてできるようになっても、後日やってみるとできない。残念ながら、どうも本人は好きではないらしいんです。でも、長女はその反面、恐竜が大好きで、毎日恐竜の図鑑を見ては目をキラキラさせて話しだす。恐竜の名前は100個とか200個とか言える。僕にとっての体操は彼女にとっては恐竜なのかもしれません。その好きな分野での経験を、人生を歩んで行く中で変換できればいいですよね。ただ、変換の仕方は大人が導いてあげないとわからないと思うので、それを教えてあげることも親の役目ではないかとも思っています。

その冷静さ、覚悟が鉄棒での演技に表れた。「自分の演技をしたうえで負けたら仕方がない。そう吹っ切っていたので、良い演技ができたんだと思います」と、内村は胸を張った。

逆上がりや、でんぐりがえしができるようになるには、親が手出しをしてできることではなく、子どもにとっては初めて自分と向き合い、歩き始めの第一歩と同じように自分で克服しないと達成できないことのように思います。「体操との出会いが子どもたちにもたらすものとは?」世界のトップに立つ内村航平選手に聞きました。

内村航平はかつてないほど追い込まれていた。第5種目の平行棒が終わった時点で、首位のオレグ・ベルニャエフとは0.901点差の2位。いくら最後に残っているのが得意の鉄棒とはいえ、1点に近い差を覆すのは困難に思われた。2009年からオリンピックや世界選手権を含む国際大会で負け知らずだった個人総合で、王者・内村が敗れるのか。歴史的瞬間を目前に、会場内は異様な空気に包まれた。

美しき死闘に華を添えたのは、メダリスト会見でのある出来事だ。内村に対し記者から「審判にかなり好意的に見られているのでは」という質問が投げかけられた。内村は淡々と「全くそうは思わない。どんな選手にも公平にジャッジしてもらっていると思う」と返したが、その質問に嫌悪感を表したのがベルニャエフだった。「彼はキャリアの中でいつも高い点数を取ってきた。これは無駄な質問だと思う」と一刀両断。さらに「彼はすでに伝説の男だ。そんな選手と戦えて僕は幸せだった」と語り、尊敬の念を示した。互いが死力を尽くした戦いだけではなく、試合後のこうした振る舞いもまた名勝負に彩りを加えたのは間違いない。

【内村航平】五輪・不調の原因は失恋だった!?

内村はなんと答えたか?

いま求めるのは「自分の満足する演技」。6種目を演技してた時代に比べ、1種目にしぼったからこそ、理想を体現できるチャンスは多くなったと考えている。「思い返すと、自分の満足した演技は少ないと思っている。そこを追求してやるし、やってこれているので、そこにすべてをかけてやりたい」と内村ならではの境地へと向かう。

◆個人枠の代表選考 6種目のスペシャリストが最大で2枠を争う。内村が該当する枠は1枠で、全日本選手権、NHK杯(5月、長野)、全日本種目別選手権(6月、高崎)の3大会の選考会で代表権がかかる。各演技の得点を国内外の大会での得点を元にして日本協会が作成する世界ランキングにあてはめ、順位ごとにポイントを与え、5試合の総合ポイントで競う。1位かつ0・2点差以上は40点、1位は30点、2位は20点と続く。6種目の中で1位になった選手が代表に決まる。

競技終了後、内村はいかに追い詰められていたかを強調し、ライバルの健闘をたたえた。内村は最初のゆかで15.766点を記録し、好スタートを切るが、ベルニャエフも負けじと4種目を15点台でそろえる。さらに第5種目の平行棒では16.100と高得点をたたき出し、リードを広げた。だが、内村は慌てなかった。

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