2021最新 内村航平 鉄棒

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2021最新 内村航平 鉄棒

「オリンピックは1人で行くものではなく、自分に携わるいろいろな人と一緒に行くんだという気持ちになれたんです。それで種目を絞る選択をしたんですけど、『本来こうすべきだったんだな』とやっているうちに思えた。過去の自分が邪魔をしていたと言うか、『6種目やってこそ体操』と言っていたことがかえって呪縛になっていました。やらなければいけないんだという感じになっていて……。2017年からの3年間はそうしたこだわりが邪魔をしていたし、プライドを捨てるのに勇気がいりました」

2020年2月から鉄棒に専念し、1年かけて自身の演技を磨き上げてきた。1種目に絞ったことで体力的な負担が軽減され、演技も安定。東京2020大会の選考対象となる2021年4月からの全日本選手権、NHK杯、全日本種目別選手権では、世界でも数人しかできないH難度の「ブレットシュナイダー」や、G難度の「カッシーナ」といった離れ技を次々と決める内村の姿があった。全日本種目別選手権の予選では2017年のルール改正以降、世界最高得点となる15.766点をマークするなど、見事な演技を披露した。

内村航平「(代表選考で戦った)米倉に土下座して謝りたい。そんな気持ちです。ここにあらずで演技を見ていた。体操するのはもういいかなと思ってしまった。後輩たちに伝えていく立場。(視聴者へ)土下座しますよ!(笑い)。もう僕は主役じゃない。主役は団体4人と亀山。僕は五輪2連覇してるけど過去のこと。彼らが超えていかないといけない。それを見せてもらった」

男子予選が行われ、種目別鉄棒に絞って出場の内村航平(ジョイカル)は、ひねり技でまさかの落下。13・866点で予選敗退が決まった。日本人4番手となり、内村の4度目の五輪挑戦は、まさかの終わりを告げた。

最重要視してきた団体での出場を諦めるのは「すごく勇気が要った」が、試しに鉄棒の練習に専念してみると、肩の痛みがうそのように治まった。約2か月後、決意を固め、鉄棒のスペシャリスト・内村が誕生。代表選考会で五輪金メダル級の演技を繰り返し、たった一つの個人枠をつかみ取った。

鉄棒に絞ったのは、痛めていた両肩への負担が少なかったことに加え、2015年の世界選手権で金メダルを獲得するなど高得点を取れる種目だったことが大きな要因だ。リオ2016大会の個人総合でも最後の鉄棒で着地をぴたりと止め、オレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)を逆転したシーンは、記憶に新しい。

「歴史に名を刻めるような演技、名場面を残せればいい」。過去3大会で金3個を含む7個のメダルを獲得し、「キング」と呼ばれる体操男子の内村航平(32)(ジョイカル)が24日、自身最後と決めている東京五輪への思いをオンライン記者会見で語った。

これまで4大会連続メダルの偉業を達成した日本選手は、5大会連続の柔道、谷亮子(旧姓田村)を含め、体操の小野喬、レスリングの伊調馨、吉田沙保里の4人。だが、最後の大会で個人の金メダルを獲得したのは伊調だけで、谷は銅、吉田も銀に泣いた。1964年東京大会で団体総合の金を手にした小野も「鬼に金棒、小野に鉄棒」とまで言われた得意種目は6位だった。絶対的な王者といえども、最後まで頂点に君臨し続けるのは至難の業だ。

冗談半分に「大長老」と自嘲する32歳のキングは、「思うように体は動かなくなるし、年齢の壁はある」と認めながらも、「最後の悪あがきじゃないけど、今の自分が輝けるのはやっぱり鉄棒」。磨き抜いた「後方伸身2回宙返り2回ひねり下り」を決め、有終の美を飾れるか。

この最後の試練をどう乗り越えるのか。答えは鉄棒の決勝が行われる8月3日に明かされることになる。

東京オリンピック、体操は男子予選が行われ、種目別の鉄棒で金メダルの期待がかかった内村航平選手は、鉄棒で落下して、決勝進出はなりませんでした。

種目別鉄棒の決勝は8月3日に行われる予定。

今大会は内村は、個人総合ではなく、鉄棒1本に絞り出場している。種目別の決勝に進むためには、全体8番目以内、同一国の上位2人までに入らなければならず、この時点で内村の東京五輪は終わった。

自他共に認めるオールラウンダー・内村が、4~6月の代表選考会は種目別の代表権を得るために鉄棒一本で挑んだ。酷使してきた体が、全種目を戦うには限界を超えていたからだ。

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