2021最新 大橋悠依家族

2021最新 大橋悠依家族

競泳女子400メートル個人メドレーで金メダルを獲得した大橋悠依(25=イトマン東進)は三姉妹の末っ子。幼少時代は4歳上の長女・芽依さん、3歳上の次女・亜依さんに、いつもひっついていた。生後11カ月頃。2人の姉がマンション3階にある自宅から8階の屋上まで階段を駆け上がると、大橋も後をついていった。まだ歩けなかったが、四つん這いで階段を登り、屋上に到達。父・忍さんは「歩けないのに屋上にいるから“えー”ってなりました。昔から負けん気が強く、粘り強い性格でした」と回想する。5歳で初めて海に行った時も、臆せずに水中に入り家族を驚かせた。

東京五輪は7月25日、スケートボード・男子ストリートの堀米雄斗、競泳・女子400m個人メドレーの大橋悠依、柔道女子52キロ級の阿部詩、男子66キロ級の阿部一二三がそれぞれ優勝。日本に金メダルラッシュをもたらした。

楽しんで-。両親がいつも娘にかける言葉だ。大橋は「緊張したり、苦しんだりしている時でもそう言ってくれることが大きい」と誰よりも温かいエールに感謝を忘れない。忍は「普通なら見られない世界で頑張っている。親としてこんなにうれしいことはない」と響き合う。

◇小学生の頃の大橋選手を指導した奥谷直史さん(堅田イトマンスポーツクラブ所長)は、五輪開幕前の取材にこう印象を語っていた。

これを機に体質改善に取り組んだ。献身的に支えたのは母・加奈枝。アサリやひじき、切り干し大根など鉄分が多い食材や手料理を冷凍して都内の大学寮に送り、時には下宿先を訪ねて作り置きした。忍も「焦らなくていい」と励まし、寄り添った。迎えた大学4年、親子の努力が実を結ぶ。大橋がメドレー2種目で日本新記録を樹立した。

長女の芽依(30)と次女の亜依(28)を追って滋賀県彦根市のスイミングスクールに通った。「体力がなく練習嫌いだった」というが、小学校時代から全国大会に出場していた。家族は東北や九州など遠方の会場でも車で駆けつけた。好物の八つ橋を差し入れる父について「ファンのようになっている」と大橋。会場に両親の姿を見つけると安心した。

幼少時代は体が弱く、姉が風邪を引くと必ずうつされ、1人だけ肺炎になり何度も入院。卵や甲殻類などアレルギーもあり、家族と別の食事を摂ることも多かった。大学時代に重度の貧血が発覚すると、母・加奈枝さんが、アサリやひじきなど鉄分の多い食材や手料理を冷凍して都内の大学寮に送り、食事をサポート。両親は末っ子の大会は滋賀から必ず応援に駆け付け、車で岩手、福岡、東京など全国を駆け回った。無観客の今大会は都内の大橋のマンションでテレビ観戦。「ずっこけた時に対応できるように」との思いは杞憂(きゆう)に終わった。

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