2021最新 大橋悠依 泳ぎ方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2021最新 大橋悠依 泳ぎ方

昨年9月から左右の筋力を均等にするトレーニングに取り組んできた。泳ぎの左右のわずかなバランスを気にする繊細な性格の持ち主。今月初旬、精神状態は最悪だった。6月下旬に実施した本番を想定したタイムトライアルで低調な記録に終わり、近い関係者に「メダルが獲れないので五輪に出たくない」と漏らした。五輪直前に信頼を置くトレーナーによる体のメンテナンスを受け、水中動作の感覚が一気に好転。ギリギリで本番に間に合わせた。

大橋にとって初めての五輪。「まだ夢みたいなんですけど、泳いでいてすごい楽しくて、それが自分が水泳をやっているすべてだと思う。頭を切り替えて200も頑張りたいと思う」。200メートル個人メドレーへも大きな自信を手にした。

大橋悠依 2冠だ!200メートル個人メドレーも金 400に続き快挙達成「夢みたい」

◆得意泳法 背泳ぎ。

400メートル個人メドレー決勝。得意の背泳ぎで先頭に立ち、平泳ぎを終えて2位と1秒99差。「300メートルから350メートルで攻める」。ライバルに追い上げを振り切った。「余力はなかった。掲示板を見て逃げ切れたと思った」。目を見開いて、右手で水面をたたいた。

スピード勝負の200メートル個人メドレーでは、泳法と泳法のつなぎ目となる「ターン」が大事です。もたつくと次の泳法に影響し、一気にタイムが落ちる。中でも、背泳ぎから平泳ぎにつなぐ「バケットターン」が最も難しく、鍵を握っています。上を向く背泳ぎは前を見られないため、タッチを合わせにくい。タッチ後のターンでは小さく素早く回り、水の抵抗を少なくする必要があります。

13年9月に東京が開催地に決まった時は高校3年。「ボランティアやトレーナーなど何らかの形で関われればいいな」と思っていた。中、高校時代は目立った成績はなく、東洋大進学後も左膝の脱臼や重度の貧血に悩まされた。大学2年時の15年日本選手権の200メートル個人メドレーは最下位の40位に低迷。引退して公務員になることを本気で考えたが、投薬治療や食生活改善で貧血を克服すると、一気にタイムが伸びた。17年に初めて日本代表に入り、世界選手権で銀メダル。一躍、日本女子のエース格となった。

◆世界選手権 17年に200メートルで銀メダル、19年に400メートルで銅メダル獲得。

年末に練習施設が閉鎖されたことで、たまたま合同練習になった。しかし最初は身の置き所がなかった。仲間の輪から離れて、ひと言もしゃべらず練習した。離脱中も毎日連絡をくれた先輩の清水咲子に「大橋、そんな隅っこにいるなよ! こっち、おいで」と強引によばれた。救われた。

◇大橋 悠依(おおはし・ゆい)1995年(平7)10月18日生まれ、滋賀県出身の25歳。世界選手権は17年に200メートル個人メドレーで銀メダル、19年は400メートル個人メドレー3位。滋賀・草津東高、東洋大出、イトマン東進。1メートル74、57キロ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

Leave a Reply

*