2021最新 大橋悠依 父

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「腕が細く弱かったので、個人メドレーの4種目すべてでキックを強化した。(抵抗が少ない)真っすぐな姿勢を保って泳ぐ練習は高校3年まで続けた。見た目以上に苦しく根気がいるが、大橋は手を抜かずに取り組んでいた」

東京オリンピック・競泳日本代表の大橋悠依選手!

長女の芽依(30)と次女の亜依(28)を追って滋賀県彦根市のスイミングスクールに通った。「体力がなく練習嫌いだった」というが、小学校時代から全国大会に出場していた。家族は東北や九州など遠方の会場でも車で駆けつけた。好物の八つ橋を差し入れる父について「ファンのようになっている」と大橋。会場に両親の姿を見つけると安心した。

滋賀・彦根市内の大橋家も、歓喜の瞬間を分かち合った。「ビックリですねえ。あれだけ落ち着いてレースをして…5位でも4位でもいいと思って見てましたが、感動です。たいしたもんです」。父・忍さん(62)の声が弾んだ。

これを機に体質改善に取り組んだ。献身的に支えたのは母・加奈枝。アサリやひじき、切り干し大根など鉄分が多い食材や手料理を冷凍して都内の大学寮に送り、時には下宿先を訪ねて作り置きした。忍も「焦らなくていい」と励まし、寄り添った。迎えた大学4年、親子の努力が実を結ぶ。大橋がメドレー2種目で日本新記録を樹立した。

東京五輪の競泳女子400メートル個人メドレーで25日、金メダルに輝いた滋賀県彦根市出身の大橋悠依(イトマン東進、草津東高―東洋大出)。「不安もあったんですけど、自分を信じて。いろんな人に支えられ感謝しています」。レース後に語った日本勢初となる金メダルの影にある思いを、これまでの取材から振り返る。

女子400メートル個人メドレーは、大橋悠依が制した。まな娘を見守ってきた両親の姿を水泳担当の太田記者が「見た」。

重圧をはねのけ、初の五輪切符を手にした今年4月3日夜。大橋悠依(25)はLINE(ライン)で届いた父・忍(62)からの祝福メッセージに、彦根市のキャラクター「ひこにゃん」のスタンプを添えて返信した。

楽しんで-。両親がいつも娘にかける言葉だ。大橋は「緊張したり、苦しんだりしている時でもそう言ってくれることが大きい」と誰よりも温かいエールに感謝を忘れない。忍は「普通なら見られない世界で頑張っている。親としてこんなにうれしいことはない」と響き合う。

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