2021最新 ウルフアロン 国籍

2021最新 ウルフアロン 国籍

6歳の時に柔道の総本山、講道館のクラブで柔道を始めた。2014年に学生団体日本一最多の24度を誇る東海大柔道部の門をたたいた。山下氏や、師と仰ぐ日本男子の井上監督も卒業生の名門校。常勝が求められる中で敗戦を糧にした。15年、団体戦で争う全日本学生優勝大会。2年生のウルフは決勝の延長戦で敗れ、東海大は大会8連覇を逃した。伝統の重みを感じ、責任を背負いこんだ。

東京オリンピックの柔道100Kg級で、金メダルが期待されているウルフアロン選手。

涙が止まらなかった。最後は切れ味鋭い大内刈りで、趙グハム(29)=韓国=を畳に沈めた。ウルフは決勝で9分35秒にも及ぶ激闘を一本勝ちで制すと、両腕を突き上げ、雄たけびを上げた。東京の下町、葛飾区出身の25歳が日本武道館で男泣きした。

同じ頃、頭をよぎっていたのは国籍の選択だった。日本か、父・ジェームスさんの母国米国か-。幼少期に「優勝しても外国人じゃん」と言われた反骨心もあった。「日本人という気持ちが強い。全日本選手権にも出られなくなってしまう」。日本国籍を選択し、五輪で金メダルを目指すことを決めた。周りが「練習の取り組みが変わった」と驚くほど大学団体戦の敗戦も力に稽古に明け暮れ、日の丸を背負う選手へと成長した。

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