2021最新 上田綺世 ゴール

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2021最新 上田綺世 ゴール

鹿島は前半、昨季のJ1得点ランキング2位だったFWエベラウド選手が、ゴールに流し込み先制。一方の水戸はコーナーキックなどの好機を生かせずにいたが、後半、右サイドにいた柳沢亘選手のクロスにFW安藤瑞季選手が左足で合わせて追いついた。だが、その後に鹿島がPKを獲得し、東京五輪代表候補のFW上田綺世(あやせ)選手が落ち着いて決めた。

上田の個人チャント(応援歌)は、かつて鹿島アントラーズでストライカーとして活躍した長谷川祥之のものが受け継がれている。長谷川はクラブの歴代最多得点記録(通算89得点)を持っているレジェンド。上田がサポーターから次代のエースとして期待されていることがうかがえる。

2017年に法政大学に進学し、サッカー部に入部。上田は1年生時から出場機会を得ると、関東大学サッカーリーグ戦・新人王に輝いた。2年生の時には、エースとしてチームの同リーグ優勝に貢献、自身もベストイレブンに選出されるなど活躍を見せた。当時2年生ながらJリーグ各クラブが争奪戦を繰り広げ、最終的に中学時代に過ごした鹿島アントラーズに2021年シーズンからの加入が内定した。

ナイキの「ティエンポ」とミズノの「モレリア2」はともに、カンガルーレザー(天然皮革)のアッパーを採用している。カンガルーレザーはフィット性に優れたスパイクで、上田にとってはスパイクを選ぶ条件になっていると言えそうだ。また、上田はノーマルタンではなく、ショートタンを好んでいる。「タン」とは、足の甲部分から足首にかけてついている皮のこと。ショートタンはこの皮が短く、足首の可動がスムーズになる。上田のスパイクはこのショートタンの特注仕様となっている。

「ホッとしていますけど、これがゴールじゃない。むしろスタートラインです。開幕まではそう長くないので、よりいいパフォーマンスを出せるようにしていきたい」と彼は安堵感をにじませつつ、大舞台へ目を向けていた。

上田は高校時代から長らくミズノのスパイク「モレリア2」を愛用していた。大学時代やプロ入り後も「モレリア2」を使用していたが、2019年9月頃からナイキのスパイクを着用している。9月28日のJ1第27節、コンサドーレ札幌戦でナイキの「ティエンポレジェンド7」を履いて出場。10月6日のJ1第28節、セレッソ大阪戦からは最新モデル「ティエンポレジェンド8」を着用した。

6月22日、東京五輪日本代表メンバー発表会見が行われた。壇上の森保一監督は、GK大迫敬介を皮切りに1人1人名前を読み上げていく。17人目の前田大然が終わり、ラストの18番目に呼ばれたのが、上田綺世だった。

6月の最終候補合宿で前田、林大地、田川亨介を含む4人が呼ばれたFW陣は大激戦と言われた。2017年12月のチーム発足当初からコンスタントに招集され、2019年にはA代表の一員としてコパ・アメリカ(ブラジル)やEAFF E-1選手権(釜山)にも参戦した上田は当時から「絶対的エースFW候補」と位置付けられていた。しかしながら、2019年夏に法政大学サッカー部を退部し、鹿島アントラーズ入りしてからは、必ずしもすべてが順風満帆というわけにはいかなかった。それだけに、危機感は強かったに違いない。

法政大学在籍時から上田は東京オリンピック世代のエースとして期待され、世代別代表に選出され続けてきた。2017年12月に行われた「M-150杯」で、初めてU-20日本代表に選出されると、トゥーロン国際大会(2018年)、アジア競技大会(2018年)U-23アジア選手権(2020年)などに出場している。

2019年には、コパ・アメリカに臨む日本代表に初選出された。大学生がA代表選手に選ばれるのは、2010年に永井謙佑と山村和也が選出されて以来9年半ぶりだった。6月18日、コパ・アメリカ初戦のチリ戦でスタメン出場し代表デビューを果たすと、大会では3試合に出場。多くのチャンスシーンに絡んだものの、シュート精度を欠き無得点に終わった。

なお、長谷川は現役引退後に指導者の道へ進み、鹿島の下部組織のコーチに就任した。その時に、鹿島の下部組織に所属していた上田と関わりがある。上田は長谷川のチャントを受け継いだことについて、「指導者としてお世話になった長谷川さんのチャントを重ねてもらえてうれしい」と話している。

先月31日の準々決勝ニュージーランド代表戦(カシマスタジアム)では、0―0の後半24分から出場。ゴール前で決定機を作りながら相手GKの好セーブなどもあり、ネットを揺らすことはできなかった。それでも、PK戦では重圧のかかる1人目を成功。「第一にあの状況を作ってしまったのが自分なので」と、自ら志願して先陣を切った思いを明かした。
森保ジャパン最多の17得点を誇る点取り屋も、今大会は計4試合でまだ無得点と鳴りをひそめている。先月17日の国際親善試合スペイン代表戦では、1―1のドローに終わっただけに「前回は(後半21分からの途中出場で)失点したが、先制点を取って2、3点目を取っていきたい。出る時間、出場時間は分からないので状況によるが、1番は得点」と、待望の今大会初ゴールで決勝へと導く。

アルゼンチンは、MFトマス・ベルモンテが終了間際の後半42分に同点ゴールを決めてスペインに食い下がったが、あと1点を奪って逆転することはできず、予選リーグ敗退に終わった。

得点に対する強い気持ちも持っており、「チームが勝つことが軸にあるが、自分のポジションや特徴では、得点を奪うことが最も必要とされており、それを全うするのが義務」だと上田は語っている。

3試合連続ゴールの久保は、同じくテレビインタビューで、「しっかり守備をしてカウンターを狙おうとチームで確認していた。(最初にシュートを打った)上田選手へのパスは短くなってしまったが、こぼれ球を狙って詰めていた」と先制点を振り返り、3試合連続ゴールについては「試合前の準備とチームメイトとの連携。お互いの動きを把握して、たまたま自分が決めているだけ」と述べ、「ここからは一発勝負でなにがあるかわからない。しっかり1試合1試合勝っていきたい」と決勝トーナメントへの抱負を語った。

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