2021最新 松山英樹英語
2017年以降、米男子PGAツアーの勝利がない松山は、パー3の12番でボギーとした。だが13番では、それたショットがアザレアの木に当たってラフに戻る幸運に恵まれ、バーディーを獲得した。
松山と一緒にプレーしたザンダー・シャウフェレ(アメリカ)は、15番ホールでバーディーを奪い、松山に2打差に迫った。しかし16番で、勝負に出たティーショットを池に落とし、このホール6打とトリプルボギーをたたいて後退。
祖父母が日本で暮らすシャウフェレは、松山と日本語で冗談を言い合うほどだが、パー3の16番ではティーショットが池に。軽口をたたくどころではなくなった。結局、このホールはトリプルボギーをたたいてしまった。
最終日の11日は、最初のホールでドライバーを木々の間に打ち込みボギーとするなど、序盤で緊張が見られた。一方、ザラトリスは出だしで2連続バーディーを決め、松山との差を縮めた。
世界ランキング25位の松山はこの日、4打差の首位でスタートした。神経がすり減るような場面もあったが、1オーバーの73で回り、通算10アンダーで勝利をつかんだ。
松山は優勝後のインタビューで、「本当にうれしい」と喜び、「朝からずっと緊張していて、最後まで緊張しっぱなしで終わりました」と述べた。
メジャー大会で活躍した日本人としては、1977年に全米女子プロゴルフ協会(LGPA)選手権で優勝した樋口久子や、2019年の全英女子オープンを制した渋野日向子がよく知られる。だが男子選手で優勝争いに絡んだのは、1980年の全米オープンで準優勝した青木功が最後だった。
一時、世界ランキング2位まで上昇した松山は、ここ1週間ほどでジョージア州においてプロゴルフ大会を制覇した2人目の日本人となった。先週には、オーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権で梶谷翼が優勝していた。
松山は前日10日の大会3日目に、優勝へと大きく近づいた。この日は悪天候によってプレーが約1時間中断されたが、松山はその間、自らの車の中で携帯電話のゲームをして過ごした。コースに戻ると、残っていた8ホールを6アンダーで回り、驚異的な65を記録した。
後半に入ると、ザラトリスは10番と12番でスコアを落とし、松山のリードは6打に広がった。
ゴルフのマスターズ・トーナメントは11日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(パー72)で最終日があり、松山英樹(29)が1打差で優勝した。4大メジャー大会を日本男子が制覇したのは初めて。
プロゴルファーの松山英樹プロが2021年4月、オーガスタで開催されたマスターズにおいてアジア人初の優勝を飾りました。
しかし松山も2番ホールでバーディーを取り、3番と5番は頭脳的なプレーでパーをセーブ。8番と9番を連続でバーディーとし、前半9ホールを終えた。
松山は2011年、マスターズに初出場。アマチュアの中で最上位の選手に贈られるシルバー・カップを手にした。
松山も16番をボギーとしたが、シャウフェレの後退により再び主導権を手中にした。最終18番は2打リードで迎え、ボギーパットを沈めて優勝を決めた。グリーンを取り囲んだパトロンたちの前で、優勝者に贈られるグリーンジャケットに袖を通した。