2021最新 柳楽優弥 誰も知らない

2021最新 柳楽優弥 誰も知らない

約8年ぶりの番組出演となる柳楽は、幼少期から目立ちたがり屋で、アイドルになってモテたかったという思いからジャニーズ事務所のオーディションに応募していたというエピソードを語る。

―写真集には、是枝監督との対談もありましたね。以前、TFPで『万引き家族』公開時にインタビューさせていただいた際、役者の自然な姿を引き出すため、『誰も知らない』でも子供たちを見て、台詞やシーンを修正していった、という話がありました。他の監督とは違う現場だったと思いますが、是枝監督との撮影で学んだことはありますか?

さらに、鶴瓶は小学校からの幼なじみの林さんに取材。そこで、林さん夫婦のキューピッドが柳楽だったことが語られるが、結婚式直前まで結婚することを聞かされていなかった柳楽が、結婚式のスピーチで起こしたある行動が明かされる。

広瀬監督の『夜明け』では、柳楽演じるシンイチは周囲からの期待を重荷に感じて苦しむことになるが、かつての柳楽自身と重なる部分も。『ディストラクション・ベイビーズ』でその年の主演男優賞を席巻するなど、俳優として新しい役に挑み続け、手応えを得た今だからこそ、演じることができた役だと言えそうだ。もっと芝居がうまくなりたいという柳楽に、最近観た映画について尋ねると意外な答えが返ってきた。

―『やぎら本』ではありのままの柳楽さんが収められていますが、カメラの前に立つ時のお気持ちは、演技の時とは違ったものでしたか?

『誰も知らない』(2004)に主演した柳楽がカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞したのは14歳のときだった。「天才子役」として一躍脚光を浴びるも、戸惑いもあったという。是枝監督の演出が独特だったためだ。『誰も知らない』の撮影現場では脚本は渡されず、柳楽は撮影現場での自然な感情そのままに少年を演じていた。それゆえのリアルな表情だった。カンヌ受賞後、タイプの異なるさまざまな監督たちの演出にすぐには対応できず、俳優として悩む時期があった。高校卒業後に飲食店でのアルバイトを経験し、また2012年には故・蜷川幸雄さん演出の「海辺のカフカ」で初舞台に取り組むなど、積極的に新しいことに挑戦し、人間としての幅を広げることに努めた。やがて主演ではなく助演という形で、アイヌの若者を演じた『許されざる者』(2013)やストーカー役の『闇金ウシジマくんpart2』(2014)などで存在感を見せるようになる。

スクリーンの中の柳楽優弥から、ますます目が離せなくなってきた。路上での殴り合いに情熱を燃やす青春映画『ディストラクション・ベイビーズ』(2016)や人気コミックを実写化した『銀魂』シリーズ(2017・2018)など、振り切ったキャラクターに挑戦し、観客に強烈なインパクトを与えてきた。そんな柳楽が久々にナイーブな若者を演じているのが、彼を見いだした是枝裕和監督の愛弟子である広瀬奈々子監督の長編デビュー作『夜明け』だ。本作を通し、プレッシャーに悩まされた10代から、幅広い演技力を身につけ新たな支持層を獲得した現在までを振り返った。

最近では柳楽がカンヌで受賞したことを知らない若いファンも増えており、そのことがうれしいと語る。

この作品で、渡辺謙、佐藤浩市、柄本明ら日本を代表する俳優陣との共演を果たした柳楽は、ある1シーンで歩き方や話し方など細かいことを指摘され続け、100テイク以上先輩たちを付き合わせることになったという。極寒のシーンだったため、寒さか緊張か分からないほど震えが出てきて、死を覚悟したというエピソードを語る。

2004年、14歳の時に映画「誰も知らない」で初主演を果たし、第57回カンヌ国際映画祭で史上最年少かつ日本人初の男優賞を受賞。一躍、日本中から注目された。

その後、数々の映画・ドラマに出演するも2008年に体調を崩し、一時活動休止。2010年に映画「すべては海になる」で復帰した後は、映画「銀魂」「合葬」「許されざる者」、大河ドラマ『おんな城主・直虎』、『ゆとりですがなにか』など、多くの作品で存在感ある役を好演してきた。

一方、鶴瓶は柳楽が趣味にしている釣りの仲間で、船の先生でもある伊能さんにも取材。船舶免許1級を取得した柳楽が、夫婦で仲良く釣りに来ているエピソードが語られ、あまりにも幸せすぎる夫婦生活を聞いた藤ヶ谷が嫉妬するひと幕も。

―『誰も知らない』にまつわる2人の監督と今一度会ってみて、いかがでしたか?

当時から、台本がない状態での撮影がとても楽しいと感じていました。『ターコイズの空の下で』の撮影でも、KENTARO監督が撮影中にカメラ脇からセリフを指示してくれるという方法だったんです。その撮影の時に、是枝監督の『誰も知らない』での演出方法が、好きなんだと改めて思ったんですよ。勿論、セリフを覚えることは絶対にできなければならないことなんですが、僕は最初からそうだったので、あまり決めすぎないやり方が自分に合ってるんだと思います。それは是枝監督から学んだことですね。

藤ヶ谷はドラマの共演以来、プライベートでも交流のあるお笑いコンビ・ラバーガールの大水洋介にも取材。柳楽から飲みに誘われたはずなのに、「男はつらいよ」を5時間ノンストップで見させられたことや、プライベートでは下ネタばかりというエピソードが語られるが、柳楽は下ネタばかりになったのは鶴瓶の影響だったと語る。

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