2021最新 柳楽優弥 14歳

2021最新 柳楽優弥 14歳

精神状態が不安定な母親。父の暴力。妹の不登校。そんな荒んだ家庭で暮らす高校生を演じた柳楽優弥は、伏目がちな暗い瞳が魅力的。とにかく今を何とかやり過ごすのに精一杯な彼を取り巻く人間関係が丁寧に描かれているが、どんよりした海を漂っているような気分にも。安藤サクラの活きのよさが、さりげなく救いかも。

親の愛に恵まれず、孤独を感じていた二人は似た者同士。特に彼の方は、親を知らずに育ち、今は一人で古紙回収の仕事をしている身の上だ。そんな彼の支えは彼女だけ。その大好きな彼女に久しぶりに会えた夜、抑えきれない感情が爆発してしまい……やり場のない後悔に苦しむ姿を柳楽優弥が繊細に演じ、そのうまさに引き込まれる。

その苦しみを一人でじっと見つめている方が、柳楽優弥だ。伏せ目がちに耐えている姿が印象的で、『ウシジマくん』の時と同じ役者とは思えず。元カノとの複雑な関係を通じてあぶり出される過去の秘密が、ミステリー仕立てで描かれるので、最後までハラハラ。抑えた演技だからこそ引きつけられる目ヂカラは、この作品でも健在だ。

太平洋戦争末期に存在した「F研究」と呼ばれる“日本の原爆開発”。その事実を基に、時代に翻弄されながら全力で駆け抜けた若者たちの、等身大の姿を描いた青春群像物語。監督・脚本は「青天を衝け」など多くの話題作を手がける名手・黒崎博。彼が10年間大切に温め続けたこの企画に共鳴し、柳楽優弥、有村架純、三浦春馬、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也、そしてピーター・ストーメアが参加。音楽にはアカデミー賞®️5部門ノミネートの『愛を読むひと』のニコ・ミューリー、サウンドデザインに『アリー/スター誕生』のマット・ヴォウレスと、ハリウッドスタッフが続々と参加。さらに主題歌を、製作陣の熱い想いを受け止めた福山雅治が担当し、心に沁みるバラード「彼方で」で物語を深く彩る。今夏最注目の日米ビッグプロジェクトが遂に公開。

衝撃のデビュー後の初主演作として、柳楽優弥が映画界から大注目された作品。日本初の象使いを夢見る少年と、家族の絆を描いた実話である。

柳楽:へぇー。

柳楽:(映画)「ブラック・レイン」はどうでしたか?

「友達がたまたま昼ドラに出ていた」といい「人気者になりたくて」事務所の扉をたたいたと話す柳楽に「健全な動機やな(笑)」と國村。

──2020年は、30歳を記念したパーソナルブック『やぎら本』(発行:SDP)も出版、今まで以上にプライベートな素顔を出されていたのも印象的でした。

『ディストラクション・ベイビーズ』を観た後にこれとは……振り幅がちょっと広すぎ。ああ、俳優としての柳楽優弥の気持ちがわからなくなる1作。

1975年生まれ、和歌山県出身。96年にお笑い芸人としてデビュー。『岸和田少年愚連隊』(96)、『青い春』(01)に出演。『きょうのできごと a day on the planet』(03)への出演を機に俳優に転向。以降、『海炭市叙景』、『アウトレイジ』、『冷たい熱帯魚』(10)、『まほろ駅前番外地』、『さよなら渓谷』(13)、『私の男』(14)、『64-ロクヨン-前編/後編』(14、16)、『木屋町DARUMA』(15)、『ディストラクション・ベイビーズ』(16)、『昼顔』、『関ケ原』、『火花』(17)、『アウトサイダー』(18)、『Fukushima50』、『劇場』、『朝が来る』(20)などに出演。待機作に、『護られなかった者たちへ』、『燃えよ剣』(21)などがある。

自分の傷と深い関係のある場所に巻かれた包帯を見ると、いろいろ客観視できて効果的なのかも。柳楽優弥の本当の姿が明らかになり、物語の様相がガラリと変わっていく後半が面白い。不幸な境遇に絶望する石原さとみが、今のイメージとかけ離れていて必見。

柳楽優弥は、蛭子能収が所属していた組長の娘の婚約者。スーツ姿にメガネというスマートな男性で、登場人物の中で唯一物腰が柔らかく、彼女に対して愛情深いように見えるが、どす黒い秘密を隠し持っているのも一目瞭然というわかりやすいキャラである。彼が取り出したスマホケースのファンシーさは、笑うところ。

1995年生まれ、大阪府出身。TVドラマ「鈴木先生」(11)で俳優デビュー。主な出演作に、ドラマ「GTOスペシャル」(12)、NHK大河ドラマ「八重の桜」(13)、「軍師官兵衛」(14)、NHK連続テレビ小説「まれ」(15)、TBS「逃げるは恥だが役に立つ」(16)、KTV「僕たちがやりました」、TX「セトウツミ」(主演)(17)、「忘却のサチコ」(18)、「レンタルなんもしない人」(20)、NTV「未満警察~ミッドナイトランナー~」(20)、WOWOW「夜がどれほど暗くても」(20)、YTV「江戸モアゼル」(21)など。映画『渇き。』(14)、『流れ星が消えないうちに』(15)、『青空エール』(16)、『きょうのキラ君』(17)、『恋は雨上がりのように』(18)、『任俠学園』(19)、『サヨナラまでの30分』、『キスカム! COME ON, KISS ME AGAIN!』(20)など。2018年、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭ニューウェーブアワード賞男優部門受賞。

その元カレというのが、大人の男でねえ。とても太刀打ちできそうにない彼だが、それでも一途に彼女を愛そうとする。そんなピュアな男の子を柳楽優弥が演じ、その年頃ならではの一生懸命で繊細な傷つき方が切ない。でも惚れっぽいのも、その年頃ならでは。若者よ。たくさん恋をしよう。恋は人生の肥やし。

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