2021最新 岩崎恭子 若い

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◇東京五輪第4日 スケートボード女子ストリート(2021年7月26日 有明アーバンスポーツパーク )
女子ストリートで13歳の西矢椛(もみじ、ムラサキスポーツ)が15・26点で金メダルを獲得。前日の男子ストリートで優勝した堀米雄斗(22=XFLAG)と新競技でアベックVを飾った。13歳330日での金メダル獲得は、92年バルセロナ大会競泳女子200メートル平泳ぎを制した岩崎恭子の14歳6日を抜いて日本史上最年少記録。シンデレラガールが、一気に世界の頂点まで駆け上がった。16歳の中山楓奈(ムラサキスポーツ)も銅メダルを獲得と10代の日本ガールズスケーターが大躍進した。
東京五輪開催が決まった13年、まだスケートボードを始めて間もなかった6歳の少女が、8年の時を経て頂点に立った。最終滑走の中山のスコアを見て自身の優勝を確信した西矢は、目を赤くした。「うれしすぎたから、涙がこみ上げてきました。最新記録だと思うんです、金メダル。だから、それがうれしい」。最年少の言い間違えも愛らしい、あどけない初代女王の誕生だった。
五輪予選大会最終戦の6月の世界選手権で2位に入り、日本勢5番手から逆転で手に入れた3枠の出場権。「普段の大会とそんなに変わらなかった」という恐れを知らない若さが西矢の強さだった。ベストトリックは2回までを失敗。優勝を狙うには後がない中でも笑顔を絶やさず3、4回目に高難度技を決めて盛り返し、一気にトップに立った。
最終試技で2位につけていた13歳のブラジル選手が失敗して西矢と中山の一騎打ちとなると、“どっちかが1番”とジェスチャーを送り合った。「(中山に)乗って(成功して)ほしいけど乗ってほしくない気持ち」。最終5回目を成功させて両手を突き上げた後、祈るように見つめた仲間の滑りの先に歓喜の瞬間が待っていた。
家族でやっていたスノーボードのオフ期間の練習として、6歳からスケートボードを始めた。母・智実さん(39)は「特別うまくもなかったし、本当に楽しそうに滑っているだけだった」と振り返る。趣味程度の経験がある父・翔さん(39)に教わり、技はSNSのトッププロの動画からアイデアを得た。「技はもちろんできない」(智実さん)という父は動画をひたすら研究することで「頭が下がっているよ」「体が突っ込みすぎている」と的確なアドバイスを送った。新しいパークができれば、地元の大阪から遠くは福井県まで車で滑りに行き、腕を磨いた。
「オリンピックは見たこともないし、興味もなかった」。そう語っていた少女の心は、五輪予選大会に出場し始めた19年に変化を見せる。日本代表の早川大輔コーチ(47)の「練習から試合のように滑りなさい」という言葉を実直に守り、試合で抜群の安定感を見せるようになった。延期となった1年で身長が3センチ伸び、精神面だけでなく技術も急成長した。つらかったことを問われると「お母さんに怒られること」と答えていた年相応の素顔を持つ13歳は、誰も想像しなかった境地にまでたどり着いた。
「木に花が咲くように力強く生きてほしい」という名前の由来の通りに育った。24年のパリ五輪もまだ16歳。「パリでも優勝したいし、世界で知らない人がいないぐらい有名になりたい」。この日、どんな時も絶やさなかったトレードマークの笑顔でそう宣言した。
【西矢 椛(にしや・もみじ)】
☆生まれとサイズ 2007年(平19)8月30日生まれ、大阪府松原市出身の13歳。松原西小卒、松原中2年。1メートル55、45キロ。
☆競技歴と実績 スノーボードの練習として兄・颯さんに続き、父・翔さんの指導で6歳から始める。19年に世界最高峰大会、Xゲームで2位。今年6月の世界選手権2位。
☆得意技 板を360度回してレールに乗る「ビッグスピンボード」の応用技で「フラットレールで遊んでいて適当にやっていたらできた」。決勝4回目はレールを滑り降りる「ビッグスピン・フロントサイド・ボードスライド」で4・66点を出した。
☆ご褒美 試合後のご褒美がやりがい。世界選手権2位でゲームの「ニンテンドースイッチ」を買ってもらい、兄とのマリオカートが息抜き。五輪後は「焼き肉」を約束している。
≪世界最年少金メダルは13歳268日≫スケートボード女子ストリートで13歳330日の西矢椛が金メダルを獲得した。92年バルセロナ大会競泳女子200メートル平泳ぎの岩崎恭子が持つ14歳6日の日本最年少メダル、同金メダル記録をともに41日更新。日本最初の21世紀生まれのメダリストにもなった。世界の最年少メダリストは1896年アテネ大会の体操男子平行棒団体の銅のディミトリオス・ロウンドラス(ギリシャ)で、10歳7カ月とされる。最年少金メダルは36年ベルリン大会女子板飛び込みのマージョリー・ゲストリング(米国)の13歳268日で、西矢はわずかに届かなかった。8月4日の同競技女子パークには、12歳の開心那が出場する。
▽ストリート 街中にある手すりや階段などを設置したコースで技を競う。トリックと呼ばれるジャンプや回転などの技を披露し、その難易度やスピード、独創性を審査員5人が採点。最高点と最低点はカットされ、3人の平均点が得点となる。45秒間コースを自由に使いトリックを決める「ラン」を2本、選定した障害物で一つの技で競う「ベストトリック」5本の計7本を滑り、高得点4本の合計が持ち点となる。予選は男女各20人で争われ、上位8人が決勝へ。決勝で再び7本の試技を行い順位が決まる。

アトランタ五輪に出場した岩崎恭子さんは、200m平泳ぎを10位で終えて、2大会連続メダルには程遠い結果に終わりました。

選考会の結果については、敢えて何も言わないことが精いっぱいできることだと考えた岩崎恭子さん。

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