2021年令和3年 井岡一翔 アンカハス

8年ぶりに行われたエストラーダ対ゴンサレスの再戦は激戦。マーケットの需要が一気に増しWBCやプロモーターが動きトーナメントを考案したのは理解できる。たが、実際には再戦のトーナメントでカード的には新鮮味はない。エストラーダ、ロマゴンの第3戦目はおそらく2戦目と同じような展開が予想できる。筆者としては北米でSuperflyに参画した井岡やアンカハスを交えてのカードが見たかったのが本音だ。

井岡一翔、ダウン奪取時の“来い来い挑発”に海外注目「非常に過小評価された階級」

井岡一翔の対抗王者 アンカハスがV9成功、怒涛10連打ダウンに米興奮「なんて試合!!」

「ここからはしっかりとリカバリーして明日に備えるだけ。何一つ不足のない調整ができた。汗を出す練習ではなくて、最後まで試合のための練習ができた。力が漲っている。調子がものすごく良い。(井岡選手の印象は?)特には。上体、分厚いなと思ったという感じですかね。この試合に勝って4階級制覇して世代交代ですね。自分にとって本当にビッグチャンス、転機になる試合。日本のボクシングのレベルって今すごく高いと思うので、自分が4階級制覇をしてボクシング界を引っ張ってきたい。このボクシング界の…なんて言うのかな、超実力派の新時代。引っ張っていく覚悟はできています。(井岡選手の格の違いを見せる発言について)そんなに気にしてない。俺、自信持ってリングに上がって勝つ気満々なんで。明日、自分の力見せたいですね」

青写真としてはアンカハスを日本に招致するプランだが資金調達できるだろうか。トップランク社のバナーで戦ったアンカハスのファイトマネーは高騰。直近の試合で17万5000ドル(約1930万円)だった。日本開催、アウェイの状況下でアンカハス陣営に納得できる報酬を用意することが交渉のカギとなる。

最高のシナリオは、井岡が年内に対立王者のIBF王者ヘルウィン・アンカハス(フィリピン)戦をまとめ勝ち、2022年に4人で争われるWBC王者との統一戦だ。とはいっても、アンカハスとの交渉がまとまるか懸念材料は多い。

ボクシングのIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチが10日(日本時間11日)、米コネチカット州で行われ、王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)が9度目の防衛に成功した。挑戦者の同級3位ジョナタン・ロドリゲス(メキシコ)に3-0の判定勝ち(117-110、116-111、115-112)。8回に“怒涛の10連打”でダウンを奪った動画を米メディアが公開すると、米ファンを「残酷」「これがボクシングを活気づける」と興奮させている。

2020年米リング誌パウンド・フォー・パウンド(PFP)最新の上位ボクサーの近況を整理してみたい。コロナ禍のなか停止していたボクシング・イベントが6…

「彼らはクリンチなしで2529発のパンチを交換。2021年間最高試合の最有力で世界中のファンが、エストラーダ対ロマゴン再戦を求めている」。
WBC会長マウリシオ・スライマン氏はこう述べている。

拳をとにかく振り回した。8回、アンカハスはコーナーに相手を追い込んだ。右フック、左アッパー、右、左と猛ラッシュ。最後は左が直撃し、ロドリゲスは膝から崩れ落ちてダウンとなった。フルラウンドで仕留めきることはできなかったが、判定で王座を死守した。

ーー「格が違う」という発言について
「井岡選手が今チャンピオンですし、4階級制覇もしているので、格という面では上かもしれないですけど、自分がこの試合に勝てばチャンピオンになりますし4階級制覇も達成するので、達成したらその辺は同じなのかなと。直接戦ったら俺の方が強いと思います」

現時点で、アンカハスはフリーだがPBCと契約を結んでも不思議ではない。アンカハスはバンタム級転向が目前でウバーリ、ドネア、リゴンドーと近い距離にいるPBCのリングはオプションは多い。もし、アンカハスがPBCと契約すれば井岡がPBCのリングに出向かなければ合意は難しいだろう。

同級には、WBO王者・井岡一翔(Ambition)、WBAスーパー&WBC統一王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)、WBA正規王者ジョシュア・フランコ(米国)が対抗王者として君臨。タレント豊富な階級で統一戦が期待される。

もちろん、WBCがフランチャイズ王者と容認することも理解できないわけではない。8年ぶりに行われたエストラーダ対ロマゴンの再戦は大激戦。現時点で年間最高試合、最有力候補。両者、2000発以上が交錯した戦いはハイ・レベルで2人を称賛する声は多く再戦を期待するファンはもちろん、関係者は多い。

猛連打の動画を公開した米スポーツチャンネル「ショータイム」の公式インスタグラムは「アンカハスの怒涛のパンチがロドリゲスをリング床に倒す」と投稿。米ファンから「素晴らしい戦い!」「若きマニー」「これはナイス」「両者とも見事だった」「こういう一戦がボクシングを活気づけるんだよ」「残酷」「なんという試合!! 彼らに特別ボーナスを」と注目を浴びている。