2021最新 ウルフアロン柔道

今日も日本柔道が強さを見せた。女子78キロ級の濵田尚里がオール1本勝ちで制し、男子100キロ級のウルフ・アロンが5大会ぶりの同級金メダルを勝ち取った。重量級は近年、国際化が進み、日本勢が金メダルに届かない中、地元開催の東京オリンピックでその歴史を塗り替えてみせた。

東京オリンピック(五輪)は29日、柔道男子100キロ級でウルフ・アロンが金メダル。この階級の優勝は2000年シドニー五輪の井上康生(現日本代表男子監督)以来、21年ぶり。

ウルフは「練習量という部分だけは誰にも負けない自信があった。接戦になればなるほど僕の持ち味が出てくると信じて戦った。僕は泥臭い柔道なので、最後まで貫いて勝つことができてよかった」と語った。

試合後のインタビューでは、次第に緊張の糸が切れたのか、涙ながらに「対策して得意の寝技を出せて良かった。絶対に金メダルを取りたいと思ってやってきた」と話した。女子78キロ級の日本勢の金メダルは、2004年アテネ五輪の阿武(現・園田)教子さん以来、4大会ぶり。

準決勝は2021年世界選手権王者のアナ・マリア・ワーグナー(ドイツ)という強豪相手だったが、1分23秒、腕挫十字固で1本を奪い、決勝へ。決勝は直近で負けている、2019年世界選手権王者マドレーヌ・マロンガ(フランス)を迎えた。だが、マロンガの先制の足技で倒れ込みながらも、すかさず寝技に移行。崩上四方固に持ち込み、そのまま1本勝ち。

17年世界選手権優勝のウルフは、初戦の2回戦でムハマトカリム・フラモフ(ウズベキスタン)に浮き技で一本勝ち。準々決勝ではペテル・パルチク(イスラエル)から大内刈りで技ありを奪い優勢勝ちした。