2020年令和2年 はやぶさ2 カプセル回収

小惑星りゅうぐうの石が入るとみられるカプセルは大気圏で燃え、オーストラリア南部クーバーペディなどでは夜空を走る赤っぽい閃光のような火球として目視された。

【ウーメラ(オーストラリア南部)共同】宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が投下したカプセルは6日未明、地球の大気圏に突入し、約30分後の同日午前4時24分(日本時間午前2時54分)、オーストラリア南部ウーメラ近くの砂漠に計画通り着地、回収された。初代「はやぶさ」に続く快挙。打ち上げから約6年間に当たる2195日で52億4千万キロを飛行した探査は完了した。

「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」で採取した岩石や砂が収納されたカプセルはオーストラリア南部ウーメラの砂漠地帯に着陸する予定だ。コロナ禍の影響で日本から現地入りするJAXAの回収チーム73名は出発前に2週間の隔離、2度のPCR検査をパスすることが出国条件となっている。現地でも到着から2週間の隔離を行うなど感染対策が徹底される。11月16日に現地入りする先発隊14名は24日から国内のホテルで自主隔離に入っている。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は29日、小型惑星探査機「はやぶさ2」から分離したカプセルが12月6日(日本時間1時30分ごろ)に地球に帰還するまでの工程表などを発表した。

日本の小惑星探査機「はやぶさ2」から地球に向けて分離されたカプセルが6日未明、大気圏に突入した。現地に派遣された宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))などの回収隊が同日午前4時47分、豪州南部ウーメラの砂漠地帯に着地したカプセルを発見。約3時間後に回収された。

2014年12月に地球を出発したはやぶさ2は18年6月、リュウグウに到着。19年2月と7月の2回にわたってリュウグウの地表への着地に成功した。探査終了後の同11月にリュウグウを出発し、地球への帰路についた。総飛行距離は52億キロ・メートル以上に及び、6年ぶりに地球に戻ってきた。

小惑星リュウグウで採取した石などが入っているとみられているカプセルは5日午後2時半、地球から約22万キロ・メートル離れたところで探査機本体から分離され、秒速12キロ・メートルという猛スピードで地球に接近。6日午前2時半頃、大気圏に突入したカプセルが明るく輝く「火球」となって移動していることを、回収隊が確認した。

回収隊が、カプセルから発信される電波などを基に探したところ、カプセルが着地しているのを見つけた。夜が明けてから改めて回収作業を進めた。