2021最新 田中圭 ヒノマルソウル

しんみりした空気となっていた会場だが、田中が「いや、かつてこんな登壇している人たちがそれぞれ違うタイミングに泣く舞台挨拶があったでしょうか?」と問いかけると、クスクス笑いが起こる。田中は「すごく貴重な体験をしていますし、貴重なものを皆さんに見られているんだと思いました」と語った。

2021年はスキー伝来110周年。金メダルの裏に隠された感動秘話を壮大なスケール感のもと、日本人らしい葛藤や心の機微を繊細かつ鮮やかに描いた、実在する感動超大作『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』と、2020-2021SNOW JAPANスペシャルサポーターの田中圭が、スキー・スノーボード業界、ひいては、スポーツを愛する皆さんを応援する!

西方は、当時に思いをはせ「複雑な気持ちで参加したが、金メダルを獲ることができ少しでも貢献できてうれしかった。テストジャンパー25人で集合写真を撮ったら、皆がやったぞという顔をしていて、それが今でも誇りです」と笑顔。映画については「田中さんが私の心の内を正確に細かく演じていただいて感謝しています。たくさんの子どもたちが見て、五輪選手になりたいという夢を持ってくれれば」と期待を寄せた。

多忙を極める田中は「家族旅行をしたことがなかったんです」と言う。本作の撮影後、なじみのある場所へ初めての家族旅行をしたんだそう。「みんなで楽しかったですよ。海釣りして3時間半何の当たりもなく、ずっと釣りをしている贅沢な時間も過ごしました(笑)」(田中)。また、子供たちとのドライブのエピソードも。「ナゾナゾとか、クイズを作らされるんです。で、出すとすぐ『次は?』。そんなにすぐ思いつかないから『携帯で調べろ』と。子供たちは答えたいから『早く次、出して!』。『運転中で無理だから。ママやって』って言うと『携帯見ると気持ち悪くなるから』ってやらない。だからずっと僕(笑)。でも、普段は家にいないし、一緒にいられる時ぐらいはいいかなと思っています」

主演の田中圭をはじめ土屋太鳳、山田裕貴、眞栄田郷敦、日向坂46の小坂菜緒、飯塚健監督が舞台挨拶。94年のリレハンメルでは銀メダルを獲得したが、長野ではテストジャンパーとなった西方仁也役の田中は「スタッフ、キャスト、エキストラで出ていただいた長野県民らいろいろな方が支えてくださり素敵な映画が誕生した」と自信のほどをうかがわせた。

主人公・西方仁也役に「おっさんずラブ」シリーズ、ドラマ「あなたの番です」、『図書館戦争』シリーズなど、人気実力共に今最も旬な俳優・田中圭。西方の揺れ動く内面、葛藤を、圧倒的な存在感と演技力で力強く演じ切る。また、聴覚障害のあるテストジャンパー・高橋竜二役で、今注目度NO,1の若手俳優・山田裕貴が出演。同じくテストジャンパーの一員でケガのトラウマを抱えた南川崇役には眞栄田郷敦が、唯一の女子高生テストジャンパーの小林賀子役に小坂菜緒(日向坂46)、そしてテストジャンパーのコーチ・神崎幸一役に古田新太が扮していている。そして主人公・西方を常に励まし応援する妻の幸枝役には、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』で第41回主演女優賞を受賞、以後注目作に出演が続く若手実力派女優の土屋太鳳。監督には、「荒川アンダーザブリッジ」で大きな注目を集め、様々な分野で才能を発揮する映像作家・飯塚健。秀逸なテンポ感の中で、しっかりと人間模様を描く演出力に定評があり、感涙無くしては見られない感動作品を描き上げる。

2020年1~2月に撮影された本作。地上約130m、高層ビルならおよそ35階の高さにあるジャンプ台のスタートゲートに着き、命綱のロープを付けて滑り出すまでを田中自ら演じた。「最初は本当に怖くて震えていました。でも、ずっとバーに座っていると高さにも慣れてしまって。この役なので、『自分は飛べる』と勘違いするんですね(笑)」

西方と金メダリストの原田雅彦も登壇。田中は、「西方さんはすごく人間っぽい人。撮影中にお会いしてさらにギアが入った。西方さんにイヤだと思われるのが一番イヤだった」と振り返った。

ドラマ放送時から引き続き、原田知世と田中圭がW主演を務める。ミステリー好きの読書家で、優しくてしっかり者の妻・手塚菜奈役を演じる原田は、「スタッフ・共演者のみなさんとまたご一緒できること、そして、菜奈として、もう一度翔太くんと新たな人生を生き直せることが嬉しくて、映画の撮影を心から楽しみにしていました。緊迫したシーンでも思わず笑ってしまうような、「あな番」らしい恐怖と笑いの絶妙な緩急も楽しんでいただけると思います。」と述べている。一方、底抜けに明るいジムトレーナーで、とにかく菜奈のことが大好きな年下の夫・手塚翔太役を演じる田中。「今年の年末は、あなたの番ですで盛り上がりまくってください!!田中も個人的に盛り上がる準備は完璧です。劇場で皆様にお会いできるのを心より楽しみにしています!!」と意気込みを語っている。

当初は東京五輪を前にした昨年6月公開の予定で、新型コロナウイルスの影響で約1年延期されたが、田中は「楽しみが1年延びたというワクワクがあった」と前向きな姿勢。西方の妻役の土屋も、「スポーツの感動を、たくさんの人に届けたい」と意欲を見せた。

田中は「え〜、何言おう! ええ!?」と照れながら戸惑い、「本当にキャストのみんなや監督はじめ、スタッフのみんなが本当に心強くて。で、みんなは俺が頼りになるとか色々言ってくれてますけど……ちょっと待って無理だよお! しゃべれないですよ!」と訴える。「いろいろ思うことがありすぎてですね、この作品は本当にすごく贅沢な環境の中で撮影をさせて頂いたって時間がありまして、その中で座長であるというプレッシャーもありました」と振り返り、公開が1年延期となったことから「撮影終わってからもみんなと一緒にいる機会が増えて、自分も不安なところなんかいっぱいあるし。公開迎えてさみしいなあとか、座長として携わらせてもらった幸せもありますけど、俺でよかったのかなって思うときもいっぱいありますし、こんなサプライズがあるとは。嬉しいです」と心境を吐露した。

参考 ■長野オリンピック ラージヒルジャンプ団体競技★長野オリンピック1998年(平成10年)2月7日から2月22日まで、日本の長野県長野市を中心とする地域を会場として開催された20世紀最後の冬季オリンピック。72の国(地域)から選手・役員4638人が参加し、延べ144万2700人の観客が来場。長野オリンピックの競技会場は長野市、白馬村、山ノ内町、軽井沢町、野沢温泉村に配置され、このうち人口が最も多く県庁所在地である長野市が主催都市となった。

「ヒノマルソウル 舞台裏の英雄たち」は、5月7日から全国で公開される。

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映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』【ストーリー】
1998年長野五輪。日本スキージャンプチーム・通称“日の丸飛行隊”は国民の期待を一身に背負ってラージヒル団体で日本初の金メダルを狙っていた。そこに、エース原田のジャンプを特別の想いで見守る男がいた。元日本代表・西方仁也だ。前回大会・リレハンメル五輪で西方は原田とともに代表選手として出場。西方は日本代表最高飛距離135mを飛び、金メダル目前だったが、原田がジャンプを失敗。銀メダルに甘んじた。西方は4年後の長野五輪での雪辱を誓い練習に打ち込み、代表候補として有力視されていたが、まさかの落選。悔しさに打ちひしがれる中、テストジャンパーとして長野五輪に参加して欲しいと依頼される。テストジャンパーとは、競技前にジャンプ台に危険がないかを確かめ、競技中に雪が降った際には何度も飛んでジャンプ台の雪を踏み固めるジャンパーのこと。西方は裏方に甘んじる屈辱を感じながらも、様々な思いを抱えて集まっていたテストジャンパーたちと準備に取り掛かる。そして、五輪本番。団体戦の1本目のジャンプで、またしても原田が失敗。日本は4位に後退してしまう。しかも猛吹雪により競技が中断。このまま競技が終れば、1本目のジャンプの結果のみで順位が決定してしまう。そんな中、審判員たちの判断は、「テストジャンパー25人が全員無事に飛べたら競技再開する」というものに。奇しくも、日本の金メダルへの道は、西方率いる25人のテストジャンパーたちへ託されたのだった…!