2020年令和2年 モノリスアメリカ

作家アーサー・C・クラークの作品に基づいた同映画には、姿を見せない存在が作った、威厳を感じさせる黒いモノリスが出てくる。

米ユタ州の砂漠で、金属製の異様な一枚板が立っているのが見つかった。映画「2001年宇宙の旅」に出てくるモノリス(一枚岩のような建造物)に似ていることもあって、話題となっている。

ラストにそびえ立つアウチの『データモノリス』のスピーディに変化する映像を前にしていると、AIの底知れない可能性を感じるとともに、まるで宇宙の果てへと旅しているかのような気分になる。まだ見ぬ未来の世界を夢見つつ、現実の多くの課題に目を向けた時、展覧会タイトルの「人は明日、どう生きるのか」という問いが初めて肌身に迫って感じられるのだ。

ハチングスさんは、スタンリー・キューブリック監督の映画「2001年宇宙の旅」のファンか、「ニューウェーブの芸術家」がこのモノリスを立てたとみている。