2020年令和2年 櫻井翔 ラップ 歌詞

他の嵐名義の曲のラップでも使われている『アイドルがタイトル奪い取る~』とかも好きなのですが、私がこの曲の歌詞で一番「イイわぁ(笑)」って思うのは『ステージ上終身雇用』ですね。この曲が収録されたのは2008年のアルバム。その年、嵐は初めての国立公演を行なっています。その時にはおそらく、それから何年もそこでやることになるとは、思っていなかったかもしれません。けれどたぶん、「こんなところまで来たんだ」くらいには思ったことでしょう。そんな歌詞もこの曲中で書かれています。翔ちゃんは一応、嵐が始まったときには『辞めようと思ってた組』のひとりです。けれどその後の節目節目で、「1stコンサートでメンバーと手を繋いだとき、覚悟をした」というような話をしています。たぶん翔ちゃんは、そんな何かの節目のたび、「この場所で、この面子で、これからもやっていくんだなぁ」という覚悟をするのではないでしょうか。これは私の単なる妄想で、願望でしかないですけれども、そんな彼の『覚悟』が、初めての国立公演をした2008年アルバムソロ曲でのこの歌詞に表れているんじゃないかな、などと。私はアイドルという職業が背負っているどうしようもない業に魅力を感じて、応援したいとか惹かれたりとかするのですが、そんなジャニーズアイドル櫻井翔の決意がこの歌詞だったらいいなぁ、と思った次第なのでした。

このステージ演出では衣装を含め、赤が多用されています。照明の話は大野さんのくだりでもしましたが、照明も赤いですし、モニターに登場シーン他で映る「舌を出している櫻井翔」の舌に書かれた「T.A.B.O.O」の文字も赤いわけで。日本において色気を演出する色はピンクや紫系統ですが、赤は情熱の色であり、血の色でもあります。『T.A.B.O.O』の名の通りそれは『禁忌』。アブない翔さん降臨。と言ってもいいでしょう。「俺に触ると火傷するぜ」みたいな(昭和)。でも、触れてはならないものほど、触れたい。ラップパートにもありますが、『気になんならもうこっち来いよ』とか言われたら、もう、……もう。滲み出るエロとかではなくて。もう熱情のままに、愛を交わし合いたい。イこうぜ一緒に、天国へ。それが罪だと分かっていても、犯さずにはいられないだろう?……そんなような直球にエロあざといメッセージ性(妄想)を翔ちゃんのソロ曲で出してきちゃう感じが、私は好きです。あと単純にテンポやメロディーも大好きですね。私はサクラップが大好きなので、シングル曲でも入っているだけでテンションの上がり方が違うのですが、勿論パフォーマンスを見る時点でもラップパートでテンションが上がります。歌詞のあざとさ・意味深さも含め、『二回のwink~奥の蜜』までのところが、特に好きです。もう、溜息出る。

「Dream”A”live」に収録されているソロですが、これは前述している中で例えると「やんちゃ翔ちゃん」ですし「ラッパー」ですね。ほぼ全編がラップという構成の曲で、メロディーラインも(音源で聴くと余計に)割合淡々としています。なんというか、タイトル通りっぽい感じの曲ですね。

割とテンポ感的には私の好みとはちょっとズレているのですが、あまりに爽やかかつ明るい太陽と空と花を思わせる曲で、私が翔ちゃんに「こうあってほしい」という一面(あくまでも一部分)がキレイにイメージできる曲だったので、すごくハマりました。ラップパートもありますが、内容にちゃんと沿っててやはりとても好きです。「囁くような」と一口に言っても『T.A.B.O.O』とは全く違う印象で(笑)。ラップパート、そしてメロディーパート含め、歌声から溢れる優しさがまさに王子様ソング。と勝手に思っています。翔ちゃんの歌声の質に合っているところがまた良いですね。映像(コンサート)だとちょっと個人的に衣装があまり好きではないんですが、モニターとか使っている色味的には全体的にイメージ通りで、曲の好き度と換算して言うとプラマイゼロでした。

2年連続で白組司会を務めたのが嵐の櫻井翔だ。嵐のパフォーマンス時のものをふくめて計6着の衣装を披露した。オープニング映像ではシルバーのタキシードで、NHKホールでのオープニングには昨年と同じく紋付袴姿で立った。2着めはモスグリーンのスーツルックで、ブランドはバーバリー(BURBERRY)の2019-20年秋冬コレクションだった。インにはカラーが取り外せるベージュのシャツ、そして赤いタイとチーフを合わせてコントラストをつけた。

この年までに音源化されている翔ちゃんのソロというと、ムーディーでちょっと色気出してみる?みたいな感じのやつと、サクラッパー(新ジャンル)としての彼(後述)のものでしかなかったわけですが、そこにきて、当時三十路を目前にして放り込んできたのがこの『T.A.B.O.O』。タイトルもさながら、これはもはや、ストレートに、エロい!!←……というと結構語弊があるのですが、とはいえセクシーさを狙った歌詞、メロディーライン、そしてステージ演出になっています。衣装とかは割合普通(でも赤の軍服風のジャケットと帽子が個人的に超絶好き)なのですが、イントロからのしばらく、モニターでの演出上彼は半裸(実質全身映っている訳ではないので分からないわけですが、全裸ということでもいい)で、アレをあのイントロと共に出されたら、もうみんなとりあえず「キャー!!」って言うしかありません(良い意味で)。何なら、コンサートでは音源と違って「息遣い」から始まります。「エロさ」を狙っていない訳がない。ここまでやられたら逆にあざとくないエロさです(実質ステージ上で脱ぐわけではないし/モニターの中では半裸ですけど)。そして『Get down!』でステージへと登場する櫻井翔。その姿、まさにイケメン。

「Beautiful World」に収録されているソロですが、これがいわゆる「好青年翔さん」な曲です。もう、幸せで、爽やかで、春の風って感じの、これぞ慶応卒イケメンお坊ちゃんという二次元的スペックを持つ男の本領を発揮しろよと言わんばかりのお花畑ラブソング。乙女ゲームの王子様キャラのキャラソンなんじゃないかなとすら思います。翔ちゃんソロの面白いところは、こういうのが前述のと並び立って存在し、それによって櫻井翔という人が形成されているというところだと思うのですよ。

この曲の何が好きかというと、歌詞です。そして聴けば聴くほどにハマッてゆくサクラップ節。初めて歌詞をちゃんと見たとき、「何だこれ最高だな(笑)」って思いました。普段はキャスターでイケメンでお坊ちゃんでマジメで、良い子ちゃんなパブリックイメージの強い翔ちゃんですが、ラップしているときの翔ちゃんはそれをガラッと覆す。歌詞でも、パフォーマンスでも。そこが、サクラップが好きな一因でもあります。「俺、ただの優等生じゃないんで。」そんな意志が感じられるところが、好きです。おそらく、書いている時期(年齢等)を加味して考えていくとまた面白くなってくるところだと思いますね。翔ちゃんは確かに根本や育ちの関係でやはりマジメな人だとは思うんです。けれど、友人とワイワイおかしなテンションで笑いあったり、やんちゃ男子なところもきちんとある。そんな「真面目すぎない部分」が押し出されるのが、サクラップじゃないかなぁ。と思うので、定期的にその様子を観察したい私です。

ジョルジオ アルマーニのブラックタキシードはオフィシャルポスターでも着用した。