2020年令和2年 二宮和也演技力

個人的には、二宮和也さんは声の演技も特徴的だと感じています。もともと少年性があり、一度聴いたら耳に残る声質に、高い技術が足されているため、個性に引っ張られすぎるところがありません。

高い評価を受けている二宮和也さんの演技力、今後のご活躍も期待です!

二宮和也さんの演技力の凄さを感じさせられるのは、ビジュアル面でもそう。彼が映画の中でこれまで演じてきた役は、髪形や衣装の違いはあれど、そこまで劇的に見た目の差があるものではありません。地に足の着いたリアルなキャラクターたちを、明確に演じ分ける技術を有していることが、よくわかります。

新製品『トップ スーパーNANOX』は、皮脂洗浄力を大幅に向上させた新技術”スーパーナノ洗浄”でセンイ1本1本から汚れを徹底クレンジングします。新CMでは、その特長をお伝えするため、二宮さんが“汚れからの挑戦状”を受け取り、さまざまな洗濯条件での汚れ落ち実験に挑戦するというシリーズを展開してまいります。第一弾となる「登場篇~パンダの着ぐるみ」(2月17日放映開始)では、楽屋でくつろいでいた二宮さんが突如、挑戦状を受け取り、場面は実験室へと展開します。そこで二宮さんは、汚れたTシャツを着ているマネキンにパンダの着ぐるみを着せて巨大洗濯機で洗う実験を行います。第二弾の「展開編~まるめた靴下」(2月22日放映開始)では、二宮さんが青果店で挑戦状を受け取り、汚れた靴下を丸めて洗って汚れを落とせるかという実験を行います。この実験は、「家族が靴下を丸めて脱いだまま洗濯機に入れた状態で洗ってしまった」という生活者の日常によくある困りごとから制作されています。今後も本CMシリーズの展開にご期待ください。

余談ですが、その後に「性」をテーマにした青春コメディドラマ『Stand Up!!』のコミカルな演技を観て、「二宮和也さん、すげぇ!」と驚いた覚えがあります。

単独初主演映画で既に成熟感があった二宮和也という役者が、今後、年齢を重ねていくなかでどんな役柄に挑戦するのか――。想像するだけで、ワクワクしてきますね。まずは次回の出演作品を、楽しみに待ちたいと思います。

今回は、そんな二宮和也さんの俳優としての魅力を、映画を中心に、5つのパートで分析します。

11月27日に第43回報知映画賞が発表され、助演男優賞に『検察側の罪人』で検事役を演じた二宮和也さんが選ばれました。

「二宮和也」は演技力がとても高く評価されていることが分かりました。

このように、直接的な「泣く」もそうですが、「泣かないまでも、哀しみを漂わせる」翳りの演技とでもいうべきものが、二宮和也さんは実に上手い。前述の作品群の中でも、ふっと表情を曇らせる瞬間を入れたり、孤独感を漂わせたり……。『青の炎』しかり『黄色い涙』しかり、最新作の『浅田家!』に至るまで、一貫している部分といえるかもしれません。

新CMでの「ニノが、ナノで、受けて立つ!」という決めゼリフのとおり、『トップ スーパーNANOX』でさまざまな汚れ落としに果敢に挑戦する二宮さん。撮影中は、激しく汚した洗濯物を前に「この汚れ本当に落ちるの…?」と、やや不安そうにしていました。しかし、実験が進むにつれ、きれいになっていく洗濯物を前に「すごい!」「白いですよね!」と感嘆の声をあげる二宮さんに、現場は一段と盛り上がりました。表情やセリフの言い回しなど、すべて頼もしく”受けて立って”くれた二宮さんでした。

いよいよ、最後の項目です。二宮和也さんの最新主演映画『浅田家!』で、印象的なシーンがありました。それは、カメラを持った主人公が、その先にある何かを見て涙を流す場面。カメラはあえて視線の先をすぐには見せずに、二宮和也さんの表情をじっと見つめます。作中屈指の名シーンですが、最初は目を潤ませるくらいだったそう。

思えば、自分が二宮和也さんの演技に初めて魅了されたのも、本作だったように思います。本作で彼が演じたのは、家族の身を守るため、養父を殺害しようとする17歳の男子高校生。たった一人で完全犯罪を成し遂げようとする孤独な少年の心情を、繊細に演じ切りました。

これまでに20本弱の映画に出演してきた二宮和也さんですが、俯瞰して見てみると、約3分の1が現代劇でないことに気づかされます。これはかなり珍しい特徴で、二宮和也さんの役者としての演技力を如実に表しているといえます。

「嵐」の5人が主演した2002年の映画『ピカ☆ンチ LIFE IS HARD だけど HAPPY』でスクリーンデビューし、2003年の映画『青の炎』で単独初主演を飾った二宮和也さん。