2021最新 宮崎美子若い

時は宝永2(西暦1705)年、5代将軍徳川綱吉(中村梅雀)の治世。この年、のちの8代将軍徳川吉宗(山本耕史)は弱冠21歳の若者でありながら、相次ぐ父兄の死により徳川御三家・紀州家の藩主の座に就いた。吉宗は綱吉に招かれた御前試合観覧の場で、のちに大岡越前となる大岡忠相(渡辺大)と出会う。
その頃、紀州の用人を狙う刺客が吉宗の家来を次々に襲っていた。藩主交代で不安定な紀州家を狙った、何者かの策略か。家来・小次郎(正名僕蔵)からそれを聞かされた吉宗は、「おれがこの手で成敗してくれるわ!」と血気に逸り、紀州の一般藩士を装って市中で調査を始めるが、すぐさま目の前に現れた刺客、大岩清志郎(森岡豊)の卑怯な戦術の前に手傷を負い、窮地に陥る。しかし、大岩は止めを刺さずに去って行った。
吉宗が目を覚ましたのは長屋の一室だった。おきく(芦名星)という町娘が吉宗を助けたのだ。名前を尋ねられる吉宗だが、正直に名乗る訳にもいかず、とその時、鷹の鳴く声がした。「鷹………鷹山、新之助と申す。浪人でござる」と、名乗った。
新之助はおきくに連れられて、おきくの働く飯屋で腹ごしらえをしていた。威勢良く平らげる新之助の様子を、店の女主人のつね(宮崎美子)が嬉しそうに眺める。新之助はこの店によく出入りする、腕の良いかざり職人・権三(梶原善)と、おきくの幼馴染の大工・辰五郎(戸塚純貴)と知り合う。
同じ頃、紀州家では吉宗のお目付け役・宮地権右衛門(小野武彦)が将軍・綱吉の側近・柳沢吉保(吹越満)の急な訪問を受けていた。柳沢の話では、吉宗の父に隠し子(ご落胤)がいることが発覚し、近々その真偽を確かめるという。柳沢の国元の用人・真壁幸之助(津田寛治)が連れているその隠し子・平田松之丞(川村陽介)が徳川の血を継ぐ者であれば、紀州家の一大事である。真壁が持つという、“ミカンの花の簪(かんざし)”は 吉宗の父が気に入りの女に贈ったもので、その真贋を見極めることこそ、ご落胤の真偽を確かめる方法であった。
夜。権三が依頼を受ける。相手は大店の主人・赤城堂藤兵衛(大高洋夫)。「内密にこしらえてもらいたいものがある」。そう言って差し出したのは“ミカンの花の簪”の絵図面であった…。
一方、小次郎に連れられて屋敷に戻る道中の新之助は、行きがかりで町娘・市(渡辺麻友)を暴漢から救う。その市の美しさに心を奪われた新之助は帰りを急かす小次郎をいさめ、市を無事に家に送り届ける。市の家は、市の父・永井虎之助(峰蘭太郎)が営む寺子屋であった。と、そこに大岡忠相が現れ、新之助と大岡は互いに市との関係を怪しんで…。

マックのCMの若かりし宮崎美子が上白石萌音かと思ったの私だけ!?似てない!?

配信ドラマの仕事やら、勉強のために色々伺わせていただいた現場やらで出会った、これは、と思ったキャストの皆さんに、自分の一つの集大成となるなという予感のするこの作品に集まっていただきました。
佐野史郎さんは、僕が一番最初についた連ドラ、『ずっとあなたが好きだった』からお世話になりっぱなしの恩人で、節目の作品としてどうしても出ていただきたかったキャストです。企画書を見ず、植田君のホームドラマかぁ、と出演を即諾していただいたこと感謝しています。
酒向芳さんは、『検察側の罪人』を見たその直後にマネージャーさんに連絡して、配信ドラマ『SICK’S』に出ていただいて、その時の素晴らしいお芝居を目の当たりにして、大きい役が輝くと思い、このたび、拝み込むようにして出ていただきました。クランクインして、この親父像をまさにイメージしていたんだというお芝居をしていただいて、本当に感激しました。
宮崎美子さんは、『ケイゾク』というドラマ以来のご縁です。古風でありながら、自分の道をある日切り開き始める聡明な女性を思い浮かべた時に、宮崎美子さんのイメージがうかび、人生100年時代を楽しみつつ生きていく、このドラマのテーマの一つの女性像が固まりました。この役を宮崎さんにやっていただくことに、本当に感謝しています。
初めましてのキャスティングは、平岩紙さんです。とある秘密を抱えているのですが、それでも日常をしっかりこなしていらっしゃる方というイメージを勝手に抱えて、そんな役があればオファーしようとして何年も経ってしまいましたが、今回そんな役が奇跡的に出てきて、やっとご縁がつながりました。
三石琴乃さんを実写ドラマにキャスティングするアイデアをくださったのは、何を隠そう堤幸彦監督なんです。何度もスタジオなどに押しかけ、ちゃんとお話しさせていただき、熟考いただいた上で、やっと出演をご決断くださいました。三石さんの生の芝居の凄さの衝撃を僕が受けたように、皆様も、三石さんの芝居の凄さに震撼してください。

■宮崎美子
「吉宗の若い頃の話は知りませんでした。このドラマには案内役(林家三平)がいるのが特色です。時代劇の入門編のようでもありながら、昔からの時代劇ファンも見応えがあるものになっていると思います。つね役は、庶民がいきいきしているなということを分かってもらいたかったので、思い切って大きめに演じてみました」

父と寺子屋を開くヒロイン・市を演じた渡辺麻友は、「皆様と出会っていく中で、市自身のある過去が明かされていきます。市は芯の強い女性として描かれているので、そういうところも表現できるように演じました」。江戸の飯屋の女将・つねを演じる宮崎は、「徳川将軍の中でも親しまれている吉宗ですが、若い頃は知られていないかも。現代的な雰囲気もあって、自然な芝居が多いと感じたんですが、私が見てきた時代劇みたいな雰囲気で飯屋の女将をやってみました」と話す。