2021最新 上田綺世 小川航基

今大会は、約半年後の東京オリンピックを見据えたメンバーを招集。Jリーグベストヤングプレーヤーに輝いた田中碧や小川航基など、多くの東京五輪候補選手が選ばれた。また、先日のジャマイカ戦で2ゴールを挙げた旗手怜央ら大学生も選ばれている。なお、海外勢からは食野亮太郎のみが選出され、久保建英(マジョルカ)、堂安律(PSV)は招集外となった。

小川は身長186cmという恵まれた体型を活かしたプレーを得意としている。また高さがある選手に見られがちなスピードの遅さを感じさせないのも強み。DFの裏を取る動きは目を張るものがある。足元の技術も兼ね備えており、自らドリブルで持ち込んでシュートを打つことも出来る。リーグの1試合平均シュート本数は3.2本で積極性も兼備。高さもあり足元の技術もある選手は、日本が欲しかったタイプのストライカーと言っていいだろう。

幼少期から“天才”と称され脚光を浴びていた久保建英。
史上最強世代と言われる東京五輪世代の中でも注目を集める至宝は
どんなサッカー脳をしているのか?
久保本人が見えているビジョンを語る。
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アジアの厳しさを身をもって知っている中山雅史さんが
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日本代表は2016年の第2回大会で優勝したが、前回2018年大会は準々決勝でウズベキスタンに敗戦。そのウズベキスタンが決勝でベトナムを倒して前回王者になっている。

「私が求めるFW像は何よりもゴールを取れる選手」と森保監督は公言している。その理想像に近づく上で、日韓戦での得点というのは非常に大きな意味がある。半年後に迫った東京五輪の真のエースFWの座を手にするためにも、今回は持ち前の勝負強さを最大限発揮しなければならない。小川航基にはこれまで積み上げてきた全ての力を出し切り、千載一遇のチャンスをモノにしてほしいものである。

1997年11月22日生まれ、神奈川県出身。2018年にはルヴァンカップに9試合出場し、ニューヒーロー賞を獲得したアタッカー。今季はリーグ戦33試合に出場したほか、終盤の川崎フロンターレ戦やFC東京戦で得点を挙げ、チームの優勝に貢献した。今大会では、キレのあるドリブルで局面を打開するプレーと、非凡な得点力に期待がかかる。

――先ほどポジション争いが熾烈とも言っていましたが、1トップの座を争う上田綺世選手、前田大然選手に負けない小川選手の武器はなんでしょう?

五輪世代のCF争いは小川航基を含めてFW前田大然とFW上田綺世らが熾烈な争いを繰り広げている。しかし小川の長身はこの2選手には無い「武器」だ。欧州や南米の選手と比べると高さで劣る日本人にとって、この高さは貴重だ。夢の五輪へ向けて、この日決めたハットトリックは間違いなく森保一監督の印象に残っただろう。これからのこの男から目が離せない。

これで上田とのポジション争いも横一線、あるいは「一歩リード」と言えるところまで来た。18日の最終決戦となる日韓戦はコンディション優先で上田のスタメンが有力となったが、絶好調の小川にも出番はあるはず。むしろ相手が疲れてきた時間帯の方がゴールという結果を残しやすい。大会得点王に手が届く可能性も高まりそうだ。

1998年6月18日生まれ、大阪府出身。2019年8月にガンバ大阪からマンチェスターシティ(イングランド)に完全移籍。その後、ハート・オブ・ミドロシアン(スコットランド)にレンタル移籍した。スコティッシュ・プレミアシップでは、16試合に出場し3ゴール、1アシストを記録している。今大会で唯一招集された海外勢として、チームを牽引し2大会ぶりの優勝を狙う。

韓国も日本と同じ2連勝。攻撃の方はセットプレーからしか得点できていないが、無失点でここまで乗り切っている。キム・ミンジェ(北京国安)やキム・ヨングォン(ガンバ大阪)らDF陣は高さと強さを兼ね備えている。小川と言えども、1人では競り勝てないと見られるだけに、周囲と息を合わせつつ、いい連携を構築しながらゴールを狙っていくことが肝要だ。

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小川 ゴール前での仕事の部分、いろいろな形で点が取れること。それは自信があります。あと、僕は雰囲気も重視していて。相手に「こいつ、何かやるんじゃないか」という、味方に「あいつなら、何かやってくれるんじゃないか」という雰囲気をいかに醸し出せるか。東京オリンピックという大舞台では、持っている選手しかやれないと思っていて、僕は自分がそういう雰囲気を持っていると信じている。その自信はあります。