2021最新 五十嵐カノア 弟

兄弟が抱き合う写真をめぐり、一部メディアとネットユーザーの間では、2人がシリアでの紛争により、長い間離れ離れになっていたという誤った情報が広まった。

そしてわずか9歳の時、最年少でUSAサーフチーム入りを果たす。2009年、11歳の時にはNSSA(National Scholastic Surfing Association)主催の大会で、シーズン最多勝記録となる30勝という驚異的な数字をたたき出す。その名は全米のサーフシーンに広まっていった。

◆五十嵐カノア 1997年10月1日、日本人の両親のもと米国で生まれる。カノアはハワイ語で自由の意味で、ハワイでは多くみられる名前。父・勉さんがいつかサーフィンの聖地で認められるサーファーになるようにと名付けた。19年チャンピオンシップツアー第3戦で日本人初優勝を果たす。

「兄弟はドイツで一緒に暮らしています。東京にも一緒に来ました」

東京五輪新種目のサーフィンで金メダル候補の五十嵐カノア(23)=木下グループ=が、プロ最高峰チャンピオンシップツアー(CT)1位のガブリエウ・メジナ(ブラジル)を大逆転で撃破し、決勝に進出。五十嵐が17・00、メジナが16・76の大接戦を制し、銀メダル以上が確定した。

【7月26日 AFP】それぞれが異なる代表チームの所属選手として東京五輪に出場しているシリア人兄弟の写真が先週、ソーシャルメディアで広く話題を集めた。2人が笑顔で抱き合う様子を捉えた写真だった。

一方の一二三選手。世界選手権2連覇で大きくリードしていたはずの代表争いで苦境に陥った。2018年から翌年の世界選手権にかけて丸山城志郎選手に3連敗。1つの大会も落とせない崖っぷちに追い込まれた。世界選手権の2週間後、一二三選手が取材に応じた。

今回の動画は、2021年シーズンスタートとなったハワイイベント開催前までの五十嵐カノアに密着した映像をお届けします。

五十嵐は「プレッシャーがかかる時にあの技を出せてうれしい。一生忘れない。(決勝の)最後の35分は100%の力で自信を持っていきます」と語り、決勝へ視線を向けた。

カリフォルニアで生まれ育ち、現在も在住のプロサーファー「五十嵐カノア」選手。

兄のモハマド・マソ(Mohamad Maso)はトライアスロンのシリア代表選手で、弟のアラー・マソ(Alaa Maso)は、難民選手団代表として競泳に出場する。

しかし、アレッポ(Aleppo)出身の兄弟は2015年、危険を冒して欧州へと移住し、現在は共にドイツで暮らしている。両親は今もアレッポに残ったままだ。

採点競技のサーフィンにおいて、日本人は不利だという見方もあるなか、カノアは本場アメリカでも圧倒的な人気を誇る。一方で、2018年には登録籍を日本に変更。相棒のサーフボードには長年「Channel Islands」を使ってきたが、2018年になって、世界的トッププロたちからの評価が高い「Sharpeye surfboards」製に変えている。そうした変化にはやはり東京五輪への思いがあった。メディアに対し、こう話したことがある。

2019年はシーズン1としてリリースされ、2020年はワールドツアー自体がキャンセルとなったので、2021年の今季にシーズン2として再開。

カノア少年の勢いは止まらず、14歳でUSAチャンピオンシップU−18にて最年少優勝記録を更新し表彰台の常連となると、2016年には18歳の史上最年少、さらにアジア人として初めてプロサーフィンの世界最高峰、WSL(World Surf League)によるチャンピオンシップツアー(CT)2016参戦を果たした。