2020年令和2年 桐生ココ中国

赤井さんと桐生さんは9月24日~25日にかけて、それぞれのYouTube配信でチャンネルのアナリティクスを参照に情報を開示。赤井さん、桐生さんは視聴者が多い海外の「国」を読み上げたが、その中にはいずれも「台湾」の名が含まれていた。これに中国在住のファンなどが、2人が台湾を独立した国とみなしたとして反発していた。

逆に、桐生ココの言動は反中的な政治的心理を常に裏読みされ続ける(=「挑発」と見なされる)ことで、謝罪後も攻撃が終わらなくなった。

みなさんに大切なお知らせ桐生ココは、桐生ココを守るために、しばらく活動を休止いたしますお話したいことはたくさんあるけれど、今は、これだけをまず伝えますね!

もちろんCOVERは、所属タレントの安全のために3週間の謹慎期間を与えた以外、「桐生ココを切る」という圧力にも一切屈せず、今もネチズンの攻撃には抗っている。

この問題の性質を属人化させるようなことはあまりしたくないのだが、実際のところ「桐生ココと関わった(関係を切らない)メンバー」から順にbilibiliの翻訳組が解体され、ホロライブというグループというよりも「桐生ココを切らないホロライブ」が中国ネチズンから拒絶されている状況に今は落ち着いている。

現地翻訳組と運営の信頼関係、国慶節のタイミング、桐生ココのbilibili軽視と彼女のバックボーン、そして米中対立と、これらの要素が全て重なった上での深刻化であって、どれかひとつの要素が欠けていても結果は変わっていただろう。それも外部的な要因のほうが決定的に影響していたと思える。

ただ、18日時点でも桐生さんをはじめとする、所属タレントへの「根拠のない点での悪質な嫌がらせ」や「誹謗中傷」が散見されていると報告。こうした行為は「到底許容できるものではない」とし、「対象の誹謗中傷については、法的処置として弁護士に報告・提出済みです」と対応を伝えている。

3週間の自粛を経て、カバーは10月19日から赤井さん、桐生さんが復帰することを18日に公式ツイッターで発表。2人の処分理由について、「炎上による過度な誹謗中傷や殺害予告が発生していたことも踏まえて、タレント保護の必要性を加味したうえで実施いたしました」と説明した。

この対立はもはや「桐生ココ本人の心中」を蚊帳の外にして進み、過激さを増していったのは中国ネチズンだけではなかったのだ。