2021年令和3年 齋藤飛鳥ファースト写真集 潮騒

映画『あの頃、君を追いかけた』で主演を務め、飛ぶ鳥を落とす勢いを見せている乃木坂46・齋藤飛鳥の魅力に迫りました。現在は「ザンビ」プロジェクトの第2弾として放送されているドラマ『ザンビ』でも主演を任されており、青春映画のヒロインとはまた違った一面を披露しています。乃木坂46をこれまで牽引してきた主要メンバーが次々と卒業を発表していく中、これからの乃木坂46を引っ張っていく存在となるのは間違いないでしょう。いや、もうすでに乃木坂46という看板を背負っていると言っても言い過ぎではないのかもしれませんね。

2017年より個人としてCMにも多数出演しており、タウンワーク「雪国」編でダウンタウンの松本人志と中川大志と共演を果たし、齋藤飛鳥による毒舌が印象的なスニッカーズ「毒舌アイドル」篇などにも出演。個人でCMに出演しているメンバーは多くはなく、齋藤飛鳥の人気を示すものになっていますね。

この人気を後押しするかのように3月リリースの11thシングル「命は美しい」では約1年半ぶりとなる選抜復帰。11枚目ということで乃木坂46の第2章として新たなスタートを乃木坂46とともにスタートすることができました。この選抜発表で齋藤飛鳥が語った「個の重要性」というワードがとても印象的でした。齋藤飛鳥自身のモデル抜擢とその他白石麻衣を始め生駒里奈や橋本奈々未、西野七瀬らの乃木坂46外での活動も顕著になり、グループとしての成長のためには個人個人が力をつけていくことが今後の乃木坂46の成長には欠かせないと、この時の齋藤飛鳥は悟っていたのでしょう。

齋藤飛鳥の成長とともに乃木坂46も完成されていったといっても過言ではありません。乃木坂46の近年の活躍を語る際には、齋藤飛鳥抜きでは語れないでしょう。

キャストには、『HiGH&LOW』シリーズなどに出演している山田裕貴と乃木坂46の齋藤飛鳥、松本穂香、佐久本宝など錚々たる出演者が揃っていますが、特筆すべきは齋藤飛鳥の映画初主演でしょう。乃木坂46ファンはもちろんのこと、原作のファンからも齋藤飛鳥が優等生役の早瀬真愛をどのように演じるのかに注目が集まりました。

2018年10月には台湾映画の日本版リメイク作『あの頃、君を追いかけた』が公開され、齋藤飛鳥はヒロイン・早瀬真愛役を務めました。台湾では新人監督、無名キャストでありながら観客動員2000万人を記録するなど大ヒットを記録し、日本国内でも注目を集めた作品が元となっています。

齋藤飛鳥が1月25日に1st写真集「潮騒」をリリース。これを記念して明日1月24日(火)にSHOWROOMにて特別番組「乃木坂46・齋藤飛鳥ファースト写真集『潮騒』スペシャル!」が配信される。

アイドルとして人気を獲得するに至るまでに様々な苦労があったことは前述の通りですが、ここでは齋藤飛鳥が考えるアイドル像に迫ろうと思います。アイドルという偶像に対する考え方や姿勢が異色であり、かつそれでいてアイドルとして成功をおさめているアイドルは業界を見ても数えるほどしかいないでしょう。齋藤飛鳥はそのひとりに数えられます。

その経験もあってか、『あの頃、君を追いかけた』では齋藤飛鳥が齋藤飛鳥本人を演じていると錯覚してしまうほどリラックスしており、自然体な演技だったように感じました。しかし、普段は感情の起伏が少ないという齋藤飛鳥だからこそ、感情を表現する演技について監督からの絶妙な指示を体現する難しさも語っており、映画初主演らしく困難もあったようです。

乃木坂46としての活動以外にも齋藤飛鳥の活躍は目覚ましく、ソロ写真集の発売からCMにTVと引っ張りだこです。2017年に発売された写真集『潮騒』は、北海道と沖縄という季節感の異なる場所で撮影が行われ、気球や木の船での撮影や今回が初となる水着のカットが見られます。見た感想としては、季節感の異なる場所での撮影のためか、齋藤飛鳥の表情にも場所ごとに違って見え、一冊で二度楽しめる写真集になっていると感じました。

これまで乃木坂46としてドラマ『初森ベマーズ』への出演や舞台『あさひなぐ』で主演を務めるなど数々の演技は経験していた齋藤飛鳥。主演を務めた舞台『あさひなぐ』では映画やドラマとは違うその場で演技が繰り広げられるリアルタイムな空間に苦手意識があった齋藤飛鳥はかなり苦労したそうで、東京公演の千秋楽での挨拶の際には涙ぐんでしまう場面も。

「潮騒」は北海道と沖縄県の石垣島で撮影が行われた、齋藤にとって初めてのソロ写真集。作品の中で彼女は水着姿も初公開している。番組には齋藤本人が登場。彼女がどのようなエピソードを語るのか、ファンは楽しみにしておこう。

共演した水島浩介役の山田裕貴は斎藤の演技について、「小手先の余計な演技はせずに、無駄をそぎ落としたピュアな演技をしているからこそ伝わる部分があるんですよね。今後、ほかの役も見てみたくなりました。」とAbemaTIMESのインタビュー語っているように、斎藤飛鳥の演技には役者として様々な可能性を示唆しています。何事にも直向きすぎる齋藤飛鳥だからこそ、本作での自然体な演技が実現したのではないでしょうか。齋藤飛鳥だからこそなし得るピュアな演技を見てみたいですね。

しかし、その後も4thシングルの「制服のマネキン」で選抜に選ばれてからアンダーと選抜入りを交互に行き来する状態が続きました。これまでアンダーとしてともに切磋琢磨してきたメンバーが選抜にも選ばれ始める中、悔しさのあまり乃木坂46を辞めようかと悩んでいた時期もあったそうです。しかし、その間も齋藤飛鳥はめげることはなく、6thシングル「ガールズルール」に収録されているアンダー曲「扇風機」でセンターを務めるなど、アンダーという場所で徐々に頭角を現わしてきます。

不遇の時代を経験してきた齋藤飛鳥の人気に火がついたのは、2015年のことでした。1月のファッション誌「CUTiE」での単独表紙、2月には専属モデルに抜擢とこれまで決して目立つ存在ではなかった齋藤飛鳥にとって、この抜擢が世間に齋藤飛鳥という魅力を知ってもらうきっかけになったように思います。抜擢の経緯については分かりかねますが、齋藤飛鳥のこれまでの努力に加え、持ち合わせているそのスタイルの良さにモデルとしての才能を見出されたのでしょう。