2021年令和3年 堂本剛 脱退
KinKi Kidsの堂本剛さんが今年の6月でジャニーズ事務所を退所する、との情報が駆け巡り、アツの周辺も一気に慌ただしくなっています。現状ではその噂を否定できる根拠はないらしく……。_____ 皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです! まさかまさかのKinKi Kids・堂本剛くんが6月にジャニーズ事務所を退所するのではないか? との噂が飛び込んできてマスコミ界隈は右往左往。そういえば最近は相方・堂本光一くんの取材はよくあるんだけど、考えてみれば剛くんにはこの頃あんまり会ってなかったなぁ。 周りのジャニーズ担当編集者たちに聞いてみると、「まぁ、さもありなんという感じで驚きはなかったけどね。ジャニー喜多川さんが亡くなった頃から剛の退所は噂されてきていたし、ついに来たかって、ファンの人たちも思ってるんじゃないかな」って。 確かにね、剛くんの高い音楽性は誰もが認めるところで才能に溢れているし、アイドルというよりはアーティストであり、ミュージシャンであって、ENDLICHERIとしての活動も実績を残しているし、全うしていただきたいところなんだけど。 でもでもやっばりね、KinKi KidsのCDデビュー前からずっと取材をしてきたアツとしては、KinKi Kidsの歌が大好きだし、コンサート等で披露される2人の掛け合いが何よりも大好物なのよね。今だって毎週、『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)を見ながら大笑いしちゃうし、昔だったらNGだっただろう2人のプライベートが見え隠れするトークが興味を引くしね。 それに当たり前すぎるけど、何がいいってキンキは楽曲がどれもこれも最高でしょ。後輩たちもかなりの数の人たちが「KinKi Kidsの歌が好き!」って言ってるもの。もしも剛くんの退所が本当だったら、KinKi Kidsはどうなっちゃうの? よもやよもやの大打撃じゃない? ま、剛くんに会えていないし、事務所サイドから正式発表があったわけでもないのでまだ噂レベルなんだけど、「退所なんて絶対ウソ!」とは言えないあたり、どうにもモヤモヤしちゃう昨今。剛くんの音楽への強いこだわりはみんなが知ってることだしね。はぁ、どちらにせよ剛くんが決めたことなら応援したいけど、KinKi Kidsの曲が聴けなくなるのは何とも残念。「噂であって欲しい。嘘だと言ってくれ!」という気持ちでいっぱいなのよ。
KinkiKids
《6月に突発性難聴を患いましたが先日、お医者様とも相談をし、音楽活動を再開させて頂くことに至りました。音楽の生活と離れている間、ファンの皆様からの励ましの言葉をはじめ、改めて、多くの方々に支えて頂き今の自分があることにたくさんの感謝を学びました。(中略)ステージに立たせて頂ける幸せと、歌唱披露ができる喜びを全身で感じたいと思います》
KinKi Kidsが帰ってきた。10月29日の『テレビ朝日 ドリームフェスティバル2017』最終日に、2人で出演することが決まると、病気療養中だった堂本剛がメッセージを発表。
パートナーの堂本光一も、こんな思いを語った。
《剛くんも、大好きな音楽と距離を置き我慢をし耳の体調を良くすることに専念をしました。僕自身も自分にとってKinKiとはどのような存在だったのか、これまでとそしてこれからを考える大切な時間となりました》
もちろん、ファンも大喜びだ。9月30日の早朝に、このニュースが公にされた途端《すやすや寝てるKinKiファンのみんなー、起きたらとびきり嬉しいニュースが待ってるよー(о´∀`о) 》
《夜中まで(仕事だけど)起きてて良かったあー。ああー。うれしい。神様、剛さんと音楽を離さないでくれてありがとうございました》
といった声が、ネット上に続々とあふれた─。
「本当にKinKiを待っていたファンの本心だと思いましたね」(スポーツ紙記者)
CDデビューの3年前に、日本武道館でファーストコンサートを成功させた伝説を持つ2人。歌にダンスにトークにと、そのライブパフォーマンスは圧巻だ。剛の復帰で、ファンはさまざまな思い出をよみがえらせていることだろう。
しかし、その舞台ウラにもドラマが存在する。いや、むしろ「事件」と呼びたいような出来事も。
それは’01年8月、サプライズ的に敢行された“ソロツアー”で起きた。
「アルバムを買った人だけが応募できる入場無料のフィルムコンサートが、全国で行われたんです。そこにどちらか1人が登場する、という趣向で。
変則的なソロツアーですよね。大阪の厚生年金会館での公演は光一クンだったのですが、彼がシャワーを浴びていると、知り合いだという女性がやってきたんですよ」
とは元事務所スタッフ。
最初に応対した警備員が言うには、「光一のフィアンセ」とのこと。入社して間もない若手スタッフが「そんな人いたかな」と思いながら楽屋口に行って会い、ちょっと年配のその女性に違和感は覚えたのだが……。
「内緒で結婚する予定なのかもとか、失礼な対応をしてあとで怒られてはまずいといった気持ちから、楽屋の中に入れてしまったそうです。そこにシャワールームからバスタオルを1枚巻いただけの光一クンが出てきて」(前出・元スタッフ)
ソファに座る女性を見るなり「誰、これ?」
光一の明らかに不審そうな様子に、致命的な判断ミスを直感した若手スタッフは、凍りついたかのような空気のなかで、あわてて説明を始めたものの「バカ野郎! 俺がこんなオバちゃんと結婚するわけないだろ!!」
光一はいきなり激高。さらに「普通に考えればわかるだろ。とっとと追い出せ、まったく!」
と、珍しくわれを忘れたようにキレまくった。
いったい全体、どういうことなのかというと─。
「熱狂的なファンが婚約者になりすまして、接近しようとしたんですね。先輩スタッフが打ち合わせで楽屋を離れていなければ、正体を見抜けたんでしょうけど。ただ、怒りがおさまると、光一クンはそのスタッフに、ジャニーズとファンの関係について優しくレクチャーしたそうです」(元スタッフ)
それはズバリ「いろんな人がいるから、女の子の言うことを簡単に信じるな」「普通の価値観で対応するとモメるよ」ということ。彼はその理由を、こう説明した。
「例えば、大人になってもディズニーランドで、ミッキーの帽子を本気でかぶっているような女性っているでしょ。俺たちのファンって、そんな一直線な人たちが多いから、こっちもしっかりしてないと……」
実は、このエピソード、先ごろ出版された『SMAPがいた。僕らがいた』の中で初めて明かされたもの。
解散したSMAPや、彼らのあとに続いた人気グループのメンバーたちの素顔が、元スタッフたちによって生き生きと描かれている。
このエピソードの女性のようなファンが出てくるのも、ジャニーズアイドルの魅力ゆえだろう。それを端的に表す場面に出くわしてしまった若手スタッフ。同書には、こんな一節もある。
《「もし、シャワーから出てきたとき、フルチンだったらもっと怒られてましたね。タオル巻いてくれていてよかったです。それにしても、あの女の人にとっては光一さんのそういう姿を見ることができて、死んでもいいくらい幸せだったでしょうね」
その証拠に、光一がキレまくっている横で、彼女は満面の笑みを浮かべていたという》
それでも光一は変わることなく、ファンからの熱い支持を誇りにし、王子様であり続けてきたわけだ。
一般人からの「興味ないわ」に落ち込む
大阪公演では、ほかにもへこまされる出来事が。それは「フィアンセなりすまし事件」とはある意味、真逆の経験だった……。
会場近くのお好み焼き店でスタッフ数名と夕食を食べていたときのことだ。
「隣の部屋ってジャニーズじゃない?」という声が聞こえてきた。OLとおぼしき女性たちが何か気づいたようだ。ただ、まったく気づかれないのも寂しいから、光一はまんざらでもない表情。
しかし、続いて「堂本光一みたい」「KinKiでしょ。別に興味ないわ」という会話が。これには、すっかり落ち込んで「俺もまだまだやな。今日は飲もう!」
ビールを追加し、自分で自分を盛り上げるしかなかった。
バラエティーで仕切り役を務めるなどしっかり者で、メンタルの強さには定評のある光一も、当時はまだ22歳。新人スタッフに芸能界の厳しさを教える一方で、一般人からそれを思い知らされるという苦い経験もしていたのだ。
同書には、剛がソロ活動をするときのマイペースな様子やそれが許される理由なども綴られている。また、せっかちな光一との性格の違いから2人が不仲になった時期のことも。そんな葛藤を乗り越え、KinKi Kidsはデビュー20周年を迎えたわけだ。
剛は現在、2年ぶりの独演会『小喜利の私』(11月2日まで東京・浅草公会堂)を開催中。
「日替わりで芸人さんが天の声(進行役)を務めていて、キングコングの西野亮廣さんや桂三度さんなどが参加しています」(芸能プロ関係者)
2時間近くひとりでしゃべり倒すとあって、突発性難聴の再発なども懸念されるが「漢方薬を1日3回飲んでいると、公演で話していましたね。体調には気をつけているようです」(ファンの女性)
一方の光一は、ライフワークというべきミュージカル『Endless SHOCK』に出演中だ。
「9月は大阪、10月は福岡で公演していました。今年の3月に1500回公演を達成して、“日本一チケットの取れない舞台”とも言われています」(前出・芸能プロ関係者)
かつての「硝子の少年」も、30代後半の男盛りに。これからは大人のキラキラ感で魅せてくれるに違いない。
もう時効だから言っちゃうけど、デビュー前、そしてデビューしてから激動の日々を過ごしていた頃の光一くんは「極度の取材嫌い」で、インタビューでも毎回毎回、そりゃあもう苦労しちゃったのよ。 ハードスケジュールで疲れていたんだろうし、立て続けの取材攻撃で喋るのもイヤだったんだろうけど、誌面にするために各社あの手この手で取り組むんだけど、難攻不落の光一くんにいつも玉砕して、インタビュアーはみんな「取材の後、原稿を書くために録音を聞く時がもっと辛い。あ〜、今日も失敗したなって泣けてくる」と言い合って慰め合うのが常でね。 そんな時、そっと優しく手を差し伸べてくれるのが剛くんで、「俺が喋るよ。相方は今日、ちょっとお腹が痛いんやて」等と笑わせてくれて、場を和ませてくれたり。本当に助かってたの。 まあ当時はね、マネージャーさんに「今日もご愁傷さまだったね」なんて言われるのもホント辛かったわぁ。撮影中、硬い表情のまま変わらない光一くんにカメラマンさんがうっかり「笑ってください」と言ってしまったが最後、光一くんは腹話術のように唇を一切動かさず「笑ってます」と低い声で答えてきて、撮影スタジオが一瞬にして激しく凍り付くなんて時もよくあったしね。とんでもなくスリリングで、アツだってショックで、それこそ何度も「絶望して死んだ」ものよ。 だけどね、あの全力の『Endless SHOCK』を観てしまうと、ぐうの音も出ないというか。光一くんの「答えは全てステージの上にある」というメッセージに納得するしかなかったし、実際その通りだったしね。「俺がこんなところでペラペラ喋るより仕事を、ステージを見てくれ。そこに全ての答えがある」を体現したジャニーズ初のアイドルだったのかもしれないわ。 それまでのジャニーズさんの先輩方は近藤真彦さんや少年隊、SMAPやTOKIO、V6等などお喋りも上手で、撮影でもニッコリニコニコの笑顔が基本。もう20年以上も前だけど、当時はそれがアイドルというお仕事だったしね。でも光一くんはそれをよしとはしなかった。そのうえで、ドラマでもバラエティーでも決して力を抜くことはなく、いついかなる時もプロだったし、もう文句のつけようがないわけよ。 とあるドラマでガッツリガツガツ密着取材をしていた時、光一くんに「どこにでもいるね〜。でもそんなに四六時中カメラを向けられても何も変わらないよ」と言われてハッとしたり。何とかいいショットを撮ろうとカメラマンも粘るし、そりゃあ多分にご迷惑をおかけしていたんだろうなと反省しつつも、あるインタビュー中、本気で困ってついつい「今の光ちゃんの答えを文字起こしすると、まだ12文字ぐらいにしかならないんだけど、どうしたらいい? このままだとファンの皆さんに顔向けできないし、誌面にならない」と訴えたら、敵もさる者。「じゃその12文字の文字サイズを大きくしたら? それで埋まらない?」とサラッとおっしゃるもんだからもう苦笑いしかないじゃないの。 それからも何年も攻防戦は続き、こちらも「喋りたくなったら呼んでください」と隣りでだんまり作戦に出てみたり。でも何をしても動じないのよ、あの人。「分かった。じゃこのプリン上げるから食べてて。静かでいいや」って言われちゃったもの。その時は根負けして「何かムカつくんだけど、光ちゃんの顔を見ちゃうとうっかり許しちゃう自分が情けない」とお伝えしたら、「あっそう。じゃこれから顔だけ見に来れば?」なんて言われちゃう始末。もうクールなのか優しいのか全く読めずよ。 そんなこんなの戦闘続きの20数年。距離が縮まったかと思うと遥か彼方に遠のいたりの繰り返し。昨年末の取材で「よくファンの人にも、コンサートでは奥の方は見えませーんとか塩対応してたけど」と光ちゃん自らおっしゃった時には「ハイハイハイ、取材陣には塩対応どころか粗塩、いやいや激辛対応でしたけどね〜」と心の中で大声で叫んじゃったもの。 だけどあのプロフェッショナルな仕事ぶりを見てしまうとひれ伏してしまうのよね。それに月日が経つにつれ、光一くんの取材姿勢も随分と変化していって。たまに思い出しては取材陣のみんなと「あの四苦八苦の日々は何だったんだろうね?」なんて言い合うんだけど、今思い返すとこちらのしつこい年がら年中の取材攻勢に困っていたのは光ちゃんだったんだろうなと思うばかり。今となってはいい思い出よ、ホント。 あんなに悩んだり迷ったりした時間が今は愛おしいし、インタビューする姿勢を考えさせてくれたのも結局、光ちゃんだったしね。そして、その激化する果てしなき攻防戦を影で支えて助けてくれたのは、相方の剛くんだったんだもの。 目指すものも活動する分野も性格も、何もかもが全く異なる個性の光り輝く2人がいてこそのKinKi Kids。どちらかが欠けてしまうなんて、そんなこと考えられないじゃない。考えたくもないじゃない? 一時期はその忙しさと若さゆえに、確かにギクシャクした関係になったこともあったし、楽屋でもお互い顔を見ても何も喋らずに黙々と準備をしていたりで、勝手ながら心配した時もあったけど。でもよく考えてみれば家族や夫婦や恋人や友達だって、どんなに仲良くたって毎日一緒にいたら話すことも無くなるものね。根底に深い信頼関係があるから、いちいち言葉を交わさなくても分かり合えるってもんだし、仕事では最高のコンビネーションを見せてくれるんだから文句ナシよ。 それに2人の関係性も年を経るごとに大人の男同士らしくいい感じになってきてるしね。そうそう、言い遅れたけど今回の『Endless SHOCKーEternalー』にはKATーTUNの上田竜也くんが出演しているんだけど、今年はKAT-TUNの15周年でしょ。それを聞いた光一くんが「そっか」とお祝いしつつも、デビュー時からいろいろあってかな〜りメンバーが減ってしまったKAT-TUNを「でもうちは誰も脱退していないんだ」とイジって大爆笑したのよね。その言葉、信じていたのに〜。 光一くんと剛くん、それぞれの目指す道が違うことも知ってるけど、でもどこかで「KinKi Kidsは永遠に」とみんな思ってるし願ってるしね。話があちこち飛んだけど、やっぱりKinKi Kidsの歌をこれからもずっと聴いていたいじゃない? 堂本光一くんの相方は堂本剛くんだし、剛くんの相方は光一くんだけだもの。だからEternalでお願い! 脱退なんかしないで〜! って心から叫んじゃう毎日よ。ファンの皆さんの心中やいかに? とりあえず何があってもKinKi Kidsの応援は続けなければならないわと誓う最近のザワザワ複雑なアツなのでした!