2020年令和2年 渡辺謙 英語力

渡辺謙さんが英語の勉強を開始したのは「42歳」。一般的に20歳が記憶力のピークといわれていることから考えてもかなり遅めだったことがわかります。しかし彼はラストサムライで見事に勝本役を演じきるほどの英語力を身に着けることができました。たった半年間で…。

ミュージカルは映画撮影とは異なります。100ページを超える台本を頭に叩き込み、それを観客に届けます。さらに撮影のように、セリフが飛んだり、噛んだりしてしまってもカットはできません、一発勝負です。もうどれだけのプレッシャーが渡辺謙さんの肩にのしかかっていたか…。想像するだけで恐ろしいです…。それでも彼は新しいことに挑戦し続けます。

日本人はもともと表現力を意識しながら会話をすることに慣れていない国民性だと思います。しかし、英語ではボディランゲージや表現力という要素が、会話にとっても重要な役割を果たします。ネイティブスピーカーになりきったつもりで英会話の練習をするというのはたくさんの要素を一度に取り入れることができる効率的な勉強法なのです。

渡辺謙さんの生き様からは「挑戦するのに年齢など関係ない」ということがひしひしと伝わってきます。その後彼は、ブロードウェイでミュージカル「王様と私」で主演を演じるという大役もこなし、アメリカ演劇界の最高峰トニー賞にもノミネートされました。

第二言語習得論とは…人はどのように外国語を習得するのか、という問題について科学的な研究をする分野。これまでは英語のアドバイスといえば、自分の経験に基づいて他人にも同じものをすすめる、といったものがほとんどでしたが、人には個人差というのがあるので、ある人にとって良かったことが他の人にも当てはまるとは限りません。第二言語習得の分野では、多くの学習者からデータをとって、言語学や心理学の理論に基づいて科学的に学習プロセスを検証しているので、今までの個人的アドバイスとは全く違う、信頼できる知見が得られています。

もともと、ラストサムライのオーディションのオファーが来たときは渡辺謙さん自身も無理だと断りをいれたそうです。それもそのはず、英語力を鍛えるには、語彙力を増やしたり表現のレンジを広げたりするのにも記憶力という要素は少なからず必要になってきます。

松村氏は週刊文春の取材に対して渡辺のギャラが2億円であることをバラしたうえで、「でもまあ、渡辺謙さんも不倫がなかったら、ウチのCMを受けてくれなかったと思うよ(笑)」とぶっちゃけるように、同氏にとっては広告業界の慣習はあまり気にしなかったのだろう。これは例外と考えたほうがいい。

2020年英語が上手いと思う芸能人を男・女を聞いたところ、1位「山下智久・河北麻友子」、2位「渡辺謙・石原さとみ」、3位「福士蒼汰・シェリー」という結果になりました。