2021年令和3年 阿部寛映画とんび

累計発行部数60万部を突破した重松清氏のベストセラー小説「とんび」が映画化され、阿部寛と北村匠海が親子役で初共演することがわかった。「8年越しの花嫁 奇跡の実話」「糸」の瀬々敬久監督がメガホンをとる。

同作はこれまで、2度にわたりドラマ化されてきた。2012年にNHKで放送された作品では堤真一と池松壮亮、13年のTBSドラマでは内野聖陽と佐藤健が共演。初の映画版となる本作では、オリジナルエピソードを交えながら、いつの世も変わることのない親子の不滅の絆を描き出す。「HOKUSAI」や瀬々監督の「護られなかった者たちへ」が控える阿部が、破天荒で愛すべき父・ヤスを演じ、「とんかつDJアゲ太郎」「さくら」など主演作が絶えない北村が、真っ直ぐな大人へと成長していく息子・アキラに扮し、新たな“とんびと鷹”の親子を体現する。

阿部は、「(本作は)昭和30年代から令和までという長い時間を描いています。今、世の中が世界的に分断され、さらにコロナウィルスで人々の間に亀裂が入り、距離が生じている時だからこそ、人々が助け合って生きるこの物語が、皆様に届いてくれればいいなと思います」と思いの丈を述べる。また共演した北村について、「伝えることに対しての才能が素晴らしい。それは饒舌とかじゃなくて、一つ一つの言葉が心地よく伝わってくる。役柄でもダメな父を理解し、母を亡くした父の苦悩を背負うアキラを見事演じてくれた。匠海くんとなら『とんびと鷹の物語』ができると感じました」と話している。

原作者の重松氏は、「阿部寛さんのヤス、北村匠海さんのアキラ、監督は瀬々敬久さん……もう、この組み合わせだけで、ワクワクしてしまいます。映像化は3度目。しかし、原作こそ同じお話でも、それぞれに独立した『とんび』です。だからこそ、原作者として『新作』を誰よりも楽しみにしています」と期待を寄せる。