2020年令和2年 松本潤 99

スティーブ・ジョブズ氏は残念ながら2011年に亡くなっていますが、多くの名言を残しています。その中の一つに、こんな趣旨のことばがあります。

つまり、せっかく「俳優・松本潤」を起用しても、脚本に書かれた人物像やストーリーがいいかげんだったり、陳腐だったりした場合、こうなってしまうという実例です。

実は、松本さん主演のドラマということで、思い出す1本があります。8年前、正確には7年半前でしょうか。2010年の夏クールで放送された、『夏の恋は虹色に輝く』(フジテレビ系)です。いわゆる「月9」枠でした。

このように振り返ってみると、本校のキャリア教育は、学校と地域・社会や産業界等が連携・協働した、体験活動を中心とした取組であることがよくわかります。校長先生は、高校生のころは政治経済の授業の影響で、漠然と弁護士を目指していました。現在で言えば、日曜夜9時からTBSで放映されていた「99.9」で松本潤が演じていた、あの弁護士です。実は以前の職場で弁護士の方と一緒に仕事をする機会があったのですが、実際に仕事ぶりを見る限り、自分には務まらない仕事だったと改めて思いました。

主人公は売れない二世俳優、楠 大雅(松本 潤)。憂さ晴らしにと、趣味としては“異色”のスカイダイビングをするのですが、ある日、パラシュートの“トラブル”で風に流されます。着地予定の場所から大きく外れ、“どことも知れない”森に降下。枝に引っかかって宙づりに。

よき脚本と、よき脇役陣を得た松本さん。前シーズン以上に、怪演すれすれの快演を見せています。そのエネルギーの源泉は、このドラマのどんな小さな仕掛けも見逃さずに楽しんでくれている視聴者です。

一昨年に続く第2シーズンを迎えた『99.9―刑事専門弁護士―』(TBS系)は、「食わず嫌いじゃ、もったいない」の典型でしょう。今回も嵐の松本潤さんが、ひょうひょうと真相を探っていく弁護士、深山大翔(みやまひろと)を快演しているからです。

恐らく『99.9―刑事専門弁護士―』シリーズは、「俳優・松本潤」の代表作になるのではないでしょうか。